「はだしのゲン」中国語版の寄贈先からお礼状

 「はだしのゲン」中国語繁体字版の翻訳・出版を担当した坂東弘美さん(本会賛助会員)の紹介により、中国語版を寄贈した名古屋工業大学附属図書館及び埼玉県立不動岡高等学校からお礼状が届きました。本会ホームページに掲載します。

はだしのゲンをひろめる会 御中

拝啓

 時下ますますご清祥のこと、お慶び申し上げます.

 このたびは、貴重な図書をご寄贈いただき厚く御礼申しあげます。ご寄贈いただいた図書「はだしのゲン(英語版、中国語版)」は、本学附属図書館の蔵書として登録し、活用させていただきます。

 ここに謹んで御礼を申し上げますとともに、今後とも、変わらぬご支援賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

敬具

 平成29年1月17日

名古屋工業大学附属図書館長  内匠 逸

 

 

特定非営利法人 はだしのゲンをひろめる会の皆様へ

拝啓   例年に増して寒さの厳しい年明けとなりました。

御事務所の所在の金沢では、雪はいかがでしょうか。皆様の御苦労に心遣いだけとなり、申し訳ありませんが、寒中お見舞い申し上げます。

 さて、過日、本校で中国語を御指導いただいております王秀芳先生を通じて、『はだしのゲン』中国語版を御恵送賜り、心から御礼申し上げます。

 昨年、アメリカのオバマ大統領が広島を訪問し、歴史的な事実をふまえ、未来社会に向かったスピーチをされ、被爆者の肩を抱き、折り鶴を平和資料館に送られたことも記憶に新しいところです。

 私たち日本人が、核のない世界を実現するためにどう取り組まなくてはならないのか、子供たちに何を伝え、未来をどう託すのか、子供たちの生きる平和で穏やかな社会を実現するために何を残すべきなのか、教育にかかわる者として考えることもたくさんあります。

 『はだしのゲン』が世界の国々で読まれ、若者たちが、歴史的な事実をしっかりと見つめ、共に理解しあって、平和で幸福な社会を築いてくれることを願っています。

 今回、いただきました本も大切にして、真摯に教育活動に取り組んでまいりたいと存じます。

 書面による御礼、乱文につきましては、浅学菲才につき御容赦下さい。たいへんありがとうございました。

敬具

 平成29年1月17日

埼玉県立不動岡高等学校長  武正 章

 

はだしのゲン・紙芝居

出版物の紹介


はだしのゲン
『わたしの遺言』
 中沢啓治 著

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