はだしのゲンをひろめる会第5回総会・報告

 NPO法人はだしのゲンをひろめる会第5回総会を5月14日、金沢市近江町交流プラザで開催しました。

 最初に核と原子力発電の非人間性を問うドキュメンタリー映画「不毛の地」を一般公開でDVD上映しました。ロシアのウラル山脈東側チェリャビンスクにあるマヤーク各施設コンビナートのずさんな核廃棄物管理のため、放射線被害に苦しむ人々の悲劇とこれを告発する住民の活動を追っており、広く活用していきたい作品です。

 総会での浅妻南海江理事長のあいさつは次のとおり。

「不毛の地」を観て核廃棄物処分場をめぐって国家に裏切られた人たちと広島、長崎、そして福島の人たちが重なってみえた。5月12日、衆院外務委員会で日印原子力協定の承認案が可決されたが、2015年10月に広島で開かれた世界核被害者フォーラムにてインドの代表が「日本の安倍首相はインドに原発を輸出しようとしている。日本の皆さんはこれを阻止してほしい」と切々と訴えられていたことが印象に残っている。国連で核兵器禁止条約づくりが進む中、私たちは日本政府の核政策を転換させるため、様々な団体と協力しながらゲンの体験を地道に広げていきましょう。

 総会では、「原水爆禁止世界大会・国際会議に参加して『はだしのゲン』『Barefoot Gen』を広めよう」「反核・平和おりづる市民のつどいでは昨年好評だった『広島 愛の川』独唱を続けてほしい」「これまでの寄贈実績を中心にリーフレット改訂版をつくり、賛助会員をふやそう」など多彩な意見が出されました。

 2016年度事業報告書(PDF:191KB)

 2017年度事業計画書(PDF:187KB)

 

 

はだしのゲン・紙芝居

出版物の紹介


はだしのゲン
『わたしの遺言』
 中沢啓治 著

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