NPO法人はだしのゲンをひろめる会 第14回総会を開催
被爆の実相を若い世代に伝える役割を再確認
5月24日午後、爽やかな初夏の日差しの中、金沢市の近江町交流プラザにおいて、NPO法人はだしのゲンをひろめる会の第14回総会が開催されました。前理事長の浅妻南海江理事も、「神田理事の総会記念報告があるから」と無理を押して参加され、終始和やかな雰囲気のもとでの開催となりました。当日は、出席者14名、委任状提出27名の合計41名が参加し、正会員53名の過半数を超えたことから、総会は正式に成立しました。遠路、静岡県藤枝市から駆けつけていただいた方もありました。
白﨑良明理事長は冒頭の挨拶で、2024年のノーベル平和賞受賞を機に『はだしのゲン』の寄贈先が広がり、ノルウェー・オスロのノーベル平和センターやオーストラリアやインドネシアなど海外の学校へも届けることができたことを報告しました。一方、核不拡散条約(NPT)再検討会議では今年も最終文書の採択が見送られたことに触れ、「だからこそ、被爆の実相を若い世代に伝えるというゲンの役割、会の役割は、ますます大きくなっている」と力を込めました。
活動報告をした神田順一理事は、2025年度の多彩な取り組みを紹介しました。戦後80年記念事業として実施した石川県内の公立図書館への『はだしのゲン』の寄贈により、県内全ての自治体立図書館でゲンの所蔵が実現したこと、ひろめる会会員数が念願の100名を突破したこと、そして当会正会員でプロジェクト・ゲンの坂東弘美さんが3年間で38本もの動画シリーズ「ゲンの翼」を制作されていることから、「どんだけの馬力!?」と笑いが起きる場面もあり、会場からも坂東さんの頑張りに感嘆の声が上がりました。
また、東京の私立高校生がひろめる会のホームページを通じて、ゲンの英文パンフレット制作の著作権について相談が寄せられたエピソードや、紙芝居CDを購入された方が紙芝居の口演を広げ、中学校の修学旅行の事前学習にも呼ばれているという報告もあり、私たちの取り組みや共同が国内・世界各地に着実に広がっているという実感を参加者と共有できました。
2026年度の事業計画では、8月1日からシネモンドでスタートするドキュメンタリー「はだしのゲンはまだ怒っている」上映及びアフター企画への参加や、海外への資料普及のさらなる展開が柱として示されました。議案はいずれも拍手にて承認され、白﨑理事長の「中身がどんどん濃くなってきている」という締めの言葉に、会の活動へのさらなる意欲を新たにした総会となりました 。 (報告 小野栄子)




