◆ NPO法人 はだしのゲンをひろめる会・総会記念企画より ◆
中沢啓治さんに思いをはせながら
浅妻南海江
はだしのゲンをひろめる会の今年度の総会記念企画として、神田事務局長から会の活動報告がありました。日本語版はひろめる会発足以前から、核戦争を防止する石川医師の会が県内の小中学校に寄贈する活動をされていましたが、現在は私たちの会も共同で活動しています。「古くなったので」、と寄贈の希望が多々あることを思えば、ゲンは今なお小中学校で一生懸命働いているのだと嬉しくなります。
海外に目を転ずればこれまで40カ国近く、馴染みのある国や馴染みのない国々にも寄贈しており、ゲンは若者に語り続けています。ゲンはマンガをはじめ、アニメや紙芝居になり、あるときは講演会のテーマとなり、更には映画、講談、演劇、音楽と姿を変えながら平和の伝道師として、志を共にする人々とともに平和のために闘い続けています。
この度の詳細で多岐に亘る活動の記録は会の貴重な財産となり、今後もその数は増え続けることを期待するものです。神田事務局長や役員・事務局の皆様のご努力に感謝します。
折しも国連本部で行われた核不拡散条約(NPT)再検討会議では3回連続、今年も又「成果文書」が採択に至らず、腹立たしいことですが、核廃絶を訴えながら世界行脚をするのゲンの旅は続きます。
亡くなる直前に中沢啓治さんから会へメッセージを頂きました。「皆様、ゲンに力をかしてやってください」という言葉を思いながら、私たちは中沢さんの期待に応えていることを誇らしく思いました。
(NPO法人はだしのゲンをひろめる会 前理事長)




