ニューヨークでの被爆証言にて「はだしのゲン」をひろめる
NPO法人はだしのゲンをひろめる会第3回総会が5月10日、近江町交流プラザで開かれた。
最初に浅妻南海江理事長があいさつで、4月27日から5月22日まで国連本部でNPT再検討会議が開かれている。日本被団協が国連本部で行った原爆展に参加し、被爆証言を聞いたアメリカの9歳の少年が小学校でその報告を準備したところ、校長が「衝撃的な写真を見せている」と停止されたという話を紹介。アメリカの世論調査では「原爆投下は正しかった」という回答が61%もあり、被爆の実態が十分伝えられていない。アメリカの若者たちに「Barefoot Gen」を普及することに大いに力を注ぎたい、と話された。
また被団協代表団の一員としてNPT・ニューヨーク行動に参加した西本多美子さん(石川県原爆被災者友の会事務局長)が国連本部の原爆展会場や高校等での被爆証言のなかで「はだしのゲン」、「Barefoot Gen」を紹介し、同書の寄贈に結びついたことも報告された。
討論では、「Barefoot Gen」や同紙芝居CDを普及するため、外国人向けに英語版リーフレットを作成すること、国際交流協会やジャパンテント(留学生を招いた石川県の国際交流イベント)、留学生寮に協力依頼するなどの多様なアイデアが出された。
・ 2014年度事業報告書(PDF:168KB)及び「はだしのゲン」寄贈実績(PDF:162KB)
上記のうち、2015年度事業計画として提案した「認定NPO法人の申請」については継続審議とし、その他の議案は承認された。
翌日報道された北陸中日新聞2015年5月11日付(PDF:793KB)を紹介します。