寄付

 

 この程、東京都世田谷区の男性から所蔵されていた『はだしのゲン』(全10巻・汐文社)を1セット、本会に寄贈いただきました。寄贈された方からの問合せメールと送り状を紹介します。

(問合せメール)
 メッセージ本文:
  突然のご連絡、ご容赦くださいませ。私は広島県出身で現在は東京都内に住む会社員です。子供の頃は学校の教室に「はだしのゲン」が当然のように並んであり平和学習の教科書のような存在でした。 2016年のオバマ大統領の広島訪問を機に改めて平和への思いを強くし「はだしのゲン」を再読したいと思い購入しました。
 つきましては、もっと多くの方に読んでいただきたいと思い、寄贈先をインターネットで検索していたところ、貴法人の存在を知りました。 突然のご連絡で不躾ではございますが「はだしのゲン」を貴法人に寄贈させていただきたく存じますが、お引き受けいただく事は可能でしょうか? もしよろしければ、お送りさせていただきます。

(送り状)
 前略
 先日貴法人のHPから「はだしのゲン」寄贈の問合せをさせていただいたものです。
  この度は私の寄贈の申し出をご承諾いただき、誠にありがとうございました。早速ですが、私の「ゲン」をお送りさせていただきますのでご査収くださいませ。
  広島県に生まれ育ち、子供の頃は毎年平和学習を受けてきた私は、日本国内ですら原爆の惨状が充分に伝わっていないと感じています。この「はだしのゲン」が一人でも多くの方に読んでいただき、そして核兵器について考える一つの契機になることを願っております。
  何卒宜しくお願いします。

金沢百万石ロータリークラブの江守道子会長㊧から活動助成金を受け取りました    (11月5日、ホテル日航金沢)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 11月5日、ホテル日航金沢で金沢百万石ロータリークラブ主催のオープンロータリーが開催され、その席上でNPO法人はだしのゲンをひろめる会への活動助成金の贈呈式がありました。

 ゲンをひろめる会から西多理事、神田理事、小野事務局員が参加し、百万石ロータリークラブ2020-2021年度会長の江守道子さんから活動助成金(目録)を受け取ってきました。

*活動助成金は「はだしのゲン」英語版20セットの寄贈が可能な28万円です。例年のゲン寄贈実績は、英語版が20セット程ありますが、今年度はコロナ禍のため寄贈はゼロです。来年度以降の活動資金として有効活用したいと思います。

*ゲンをひろめる会に助成金を贈呈する経緯とロータリー活動の指針についてお話された江守会長のあいさつ文を紹介します。

金沢百万石ロータリークラブについて

                         2020-2021年度会長 江守道子

 今年度、私が所属するNPO法人「はだしのゲンをひろめる会」に百万石RCの補助金を頂くことになり、改めて会員皆様に深く感謝申し上げます。この会は原爆被害の実相と核兵器の非人道性を伝え、核兵器廃絶と世界平和への思いを継承していくため、作者・中沢啓治氏の広島での被ばくの実体験をもとにしたマンガ「はだしのゲン」を地元の小中学校をはじめ、世界の学校や図書館に寄付する事業です。まさに、国際RCの目指す世界平和構築への大きな力になると確信しています。

 また、今年度会長、ホルガ―・クナーク氏(ドイツ、ヘルツォークトウム・ラクエンブルク・メルン・ロータリークラブ所属)は、2020-2021年度会長テーマ「ロータリーは機会の扉を開く」を提唱し、「ロータリーは、クラブに入会するだけでなく〝無限の機会への招待〟であり、私たちのあらゆる活動が、どこかで誰かのために役立ち、人生や地域社会を豊かにするための道を開くことになる」と呼びかけました。

 私は、この呼びかけを聞き、改めてロータリー活動の倫理的指針4つのテストを思い浮かべました。変革の時代と言われる昨今、変わる勇気は大切ですが、いつの時代にもある不変のものの存在も大切です。

1.真実かどうか

2.みんなに公平か

3.好意と友情を深めるか

4.みんなのためになるかどうか

―― 4つのテストの答えは、私たち自身の中にあります。

 

 

  昨年7月末に はだしのゲンをひろめる会からAnt-Hiroshima(渡部朋子理事長)に寄贈を委託した『Barefoot  Gen』(全10巻)5セットは今年3月までにすべて寄贈が完了しました。この寄贈先のなかで米日財団の デービッド・P・ジェーンズさんから渡部朋子さんに届いたお礼状をホームページに紹介します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  ご親切にもあなたがくださった「はだしのゲン」の本を、ニューヨーク州ドブズフェリーにあるマーシー大学のシーラ・ガーシュ博士に差し上げました。博士の「ティーチジャパン」プロジェクトで、この本を中学・高校の先生方が使います。このプロジェクトには米日財団が助成金を出しています。

  「ティーチジャパン」はニューヨーク州ウエストチェスター郡の先生方の選抜グループのための専門的能力開発プロジェクトです。これにより先生方は授業に日本のことを組み込むことができます。

   最初の写真は私がシーラに本をあげているところで、もう一枚は先生、みんながそれぞれ違う巻を持っているものです。

i寄贈写真ー1

シーラ・ガーシュ博士(左)に「ゲン」を寄贈するデービッド・ジェーンズさん

i寄贈写真ー2

 『Barefoot  Gen』全10巻を掲げる「ティーチジャパン」プロジェクトのみなさん

CIMG2094

   NPO法人はだしのゲンをひろめる会はこのほど北陸労働金庫2014年度NPO団体助成金を受領しました。北陸労働金庫の2014年度NPO団体助成金制度には北陸3県から50団体の応募があり、選考の結果、18団体が受領したものです。

   2月27日に助成金目録贈呈式があり、本会から浅妻南海江理事長ほか2名が出席しました。(写真は北陸労働金庫の上田弘志理事長から助成金目録を受領する浅妻理事長)

IMG 助成金目録

   浅妻理事長の感謝の言葉を次に紹介します。

   このたび「はだしのゲンをひろめる会」は北陸労働金庫様より助成金を拝受し、2月27日(金)金沢都ホテルで行われた助成金目録贈呈式に「ひろめる会」より3名が参列しました。申請50団体の中から18団体が選ばれ、3団体から活動報告がありました。規模の大小を問わず社会に灯りをともす人々の多岐にわたる活動を知り、貴重な機会をいただきました。

   「ひろめる会」にとりましては設立後初めての助成金であり、社会的に私達の活動を支援していただいたことは今後の活動への大きな励みになります。北陸労働金庫様には心より御礼申し上げます。

kizouhonn 2

   11月1日、2日に日本大学国際関係学部・富桜祭企画「世界を駆ける『はだしのゲン』」のイベントを開催した安元隆子ゼミナールからNPO法人はだしのゲンをひろめる会に10万円を寄付頂くことになりました。

 この寄付金でゼミ生が交流しているアメリカの大学(1校)、ロシアの小学校(1校)、大学(3校)に『はだしのゲン』を寄贈することになりました。

 寄贈本は日本語版4セット、英語版1セット、ロシア版6セットです。

 寄贈先は次の通りです。

(1)アメリカ、ニューヨーク州立ストーニーブルック大学

   日本語版1セット、英語版1セット

(2)ロシア、サンクト・ぺテルブルク 国立中等教育機関 第583学校(小学校)

   ロシア語版3セット

(3)ロシア、サンクト・ぺテルブルク 国立サンクト・ぺテルブルク文化芸術大学

   日本語版1セット、ロシア語版1セット

(4)ロシア、サンクト・ぺテルブルク 国立サンクト・ぺテルブルク大学東洋学科

   日本語版1セット、ロシア語版1セット

(5)ロシア、サンクト・ぺテルブルク ロシアキリスト教人道アカデミー

   日本語版1セット、ロシア語版1セット

    *寄贈本には安元ゼミナール及びはだしのゲンをひろめる会のメッセージを添えて送りました。

kizouhonn 1        kizouhonn 3

「はだしのゲンをひろめる会」へのご支援をお願いします

2015年、日本は終戦70周年の節目の年を迎えます。70年の永きに亘り平和憲法に守られて日本は戦争の影に怯えることなく、経済発展に邁進してきました。しかしこの平和が多くの犠牲の上に成り立っていることを私たちは決して忘れてはならないと思います。

人類が広島、長崎の惨禍を繰り返さないために唯一の被爆国日本に生まれ育った私たちは、あらゆる手段を使って世界中の人々に核兵器の非人道性を伝える責務があります。それはとりもなおさず平和を享受している我々の、戦争で亡くなられた方々や原爆の犠牲になられた方々への感謝と鎮魂の思いでもあります。

これまで被爆者のみなさんが国内外で被爆の実相を証言してきましたが、高齢化が進む中で次世代への実相の伝承が急務となっています。その意味で核兵器の残酷さと平和の大切さを描いた漫画『はだしのゲン』(中沢啓治作/全10巻)の果たす役割は大きいといえます。

私たちは、漫画『はだしのゲン』を国内外にひろめることを目的として活動しています。当面の課題は財政的な基盤の確立です。協賛会員の個人、団体様が増えれば増えるほど平和の種を書きながら世界を行脚するゲンの活動は広がり、強固なものになることでしょう。

ゲンが、世界中にいるたくさんの子どもたちに出会うことができるよう、「はだしのゲンをひろめる会」へのご入会と、『はだしのゲン』寄贈募金にご理解、ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

年会費 正会員 (個人) 5,000円(団体) 20,000円
賛助会員 (個人) 3,000円(団体) 10,000円
郵便振替口座 00760-6-40516
加入者名 「はだしのゲン」をひろめる会

 

・はだしのゲンをひろめる会の会計年度は、4月1日から翌年3月31日までです。ご入会いただく場合、①会員の種類と②連絡先をご記入のうえ、上記郵便振替口座までお振込みをお願いします。

  • 『はだしのゲン』寄贈募金は随時受け付けています。
  • ご不明な点などありましたら下記までお問い合わせください。

NPO法人はだしのゲンをひろめる会

〒920-0813  石川県金沢市御所町1丁目56番地(神田方)

TEL/FAX 076-251-8644

 

 

 

 

 

 

はだしのゲン・紙芝居

出版物の紹介


はだしのゲン
『わたしの遺言』
 中沢啓治 著

関連リンク

アーカイブ