活動

平和のパネル展2022 感想・メッセージ(100通)

     展示内容   「原爆と人間」パネル(30枚)、広島の高校生が描いた「原爆の図」(20枚)、

                                ウクライナと核兵器禁止条約、日本国憲法の意義

     開催期間  2022年8月2日(火)~16日(火)

   開催場所  石川県庁 1階展示スペース

   主    催              反核・平和おりづる市民のつどい実行委員会

   事 務 局             石川県生活協同組合連合会

 今年の平和パネル展会場に用意したメッセージカードには100枚の記載があり、それぞれボードに貼付していただきました。参加者の感想・メッセージを紹介します。

【オープニング・セレモニーに参加して】

〇8月2日、オープニングに参加してよかったです。コロナ禍でしたが、小学生、幼児の参加があってたのもしー! 「広島 愛の川」一緒にうたえるとよかった。

〇8月3日、2日目です。昨日のオープニングの「広島 愛の川」の合唱とても心に残りました。今日は原爆の絵をじっくり見ました。かかわった高校生のコメントがとても心に残ります。聴いただけではない想像して自分の手で描くことが心に刻みつけられ、人々に訴えのですね。とてもすごい伝承だと思います。知ることだけでなく想像して伝えて創造することが忘れないことにつながる。本当に教えていただきました。私も「広島 愛の川」を歌い続けます。

〇オープニングセレモニーはとても良かったです。西本さんのお話は、いつものように具体的で、シンプルなメッセージを分かりやすく話されました。「広島 愛の川」の合唱はいったい何人、いらっしゃったのでしょう。圧巻でした!子どもたちの声、すばらしかったです。一緒に歌いたかったです! 大田さんの紙芝居はとてもすっきりしたお声で、迫力満点でした。若いお声って、いいものですね。

〇紙芝居を見て家族が目の前で亡くなったり、自分も原爆による病気にかかってしまったり悲しいことを聞けたことを学校のみんなに伝えたいと思いました。平和のパネルも広島・長崎での体験を絵と文で知れてよかったです。このことをみなさんにも見てほしいと思いました。

〇お話や絵を見て、戦争のつらさや苦しさ、悲しみ、いかりなど色々な気持ちが伝わってきました。この出来事をみんなに知ってほしいし、今、ロシアとウクライナでおきていることははやくおさまって、平和な世界になってほしいです。

〇オープニングセレモニーで流れた「広島 愛の川」がとてもよかった。「平和の子ら」などっも含め、会場で流れていたらよいなと思ました。別の用事でこられた方も音楽に誘われて見に来られるかも!?

【広島市立基町高校の高校生が描いた「原爆の絵」の感想】

〇今回は絵画が心に残りました。描いた人の気持ちがメッセージとして伝わってきました。ほんとうに今こそ核兵器の禁止を、その行動を広めねば。

〇この悲しい実際にあった出来事、年に一度であるが、これらの写真や絵を目にすることで新たに平和への願いの気持ちがわきおこる。高校生の絵と、それが描かれる過程の心の変化がいろんな形で平和を続けていかなくては。だから戦争の悲惨さを語りつないで。

〇高校生の絵がとてもリアルで見ていていろいろ考えさせられました。「日本国憲法」と核兵器禁止条約に希望を感じました。ありがとうございました。

〇高校生の描いた絵は、昨年との違い見たことがなく、見る機会に恵まれて良かったです。

〇毎年、絵の迫力が増してきているように思います。来年もよろしくお願いします。

原爆に関するパネルではデータの古いものもありました。可能ならRECNAなどデータを参照していただければと思います。

〇7才と2才の子供と来場させていただきました。絵で表現されているので、幼い子供でもまだそんなに恐がらずに見れたのが良かったと思います。平和の有難さが身に沁みました。

〇この展示がはじまる前に広島のNHKで基町高校の活動をモチーフにした5年ほど前のドラマをアーカイブで見てきました。体験を絵にするのは勿論、とてもむずかしい。それ以上に世代を越えて心を通わすことはむずかしい。1枚の絵のむこうがわにも思いをめぐらせて見ました。今年は暗い場面が多かったですね。昨年の火の玉とは違う重さ・・でした。

〇絵やその時の様子が書かれた文章を見て、改めて原爆の悲惨さを知ることができた。アメリカなどの原爆を落とした国が、そのことに対して何とも思っていないことに腹が立った。

〇基町高校60回生の卒業生です。石川に嫁いできてこのような展示をお目にかかれたことを大変光栄に思います。広島のみならず、日本各地、世界各国に同様の取り組みが増えるといいですね。世界の平和を心より願います。

〇基町高校生の継承活動に触れ、自分ができることは何か、考えています。戦争体験者、被爆者の経験と思いを伝える活動を。石川にはどんな活動をしている人がいるか、どうしたら参加できるんかも知れる展示もあったら良いと思いました。

〇今日は2度目です。誰もいない夕方の展示場で、すばらしい作品をゆっくりと拝見いたしました。高校生の方々の絵は何度拝見しても、心から恐怖を感じざるを得ません。被爆体験をおそらくかんで含めるように、若い高校生に語られたであろう、証言者の方の考えを想いと、それを受け止めようと考えて、苦労して工夫を重ねて長い期間をかけて、表現した高校生の想いが、倍にも3倍にも5倍にも増幅して1点1点の絵に込められていると思います。傷ついた人々を描くのも、人のいない建物だけを描くのも何と難しいことか! 皆さんの想い・願い、受け止めています。拡げていきましょう!(楽しい絵も描きたいよネ)

〇実際に経験していないことを想像し、考えを深め、表現してゆくことは大変にむずかしいと思います。ましてや辛い場面をよく描いて下さいました。高校生の皆様本当にありがとう。

〇何回見ても毎年のように見ても、写真や高校生の絵はとても心にグサリと刺さります。ウクライナの侵略戦争はいつ終わりを告げるのでしょうか? 平和な世と思っている私達日本人は、もっともっと怒りを悲しみを伝えなくては・・・(71才)

 

【小学生から寄せられた感想】

〇小5で家族と来ました。何回か戦争の話を聴きますが、その分思うのが、「命をかけてがんばった人たちは、何をしているんだろう」です。だけど、ここに来て、絵などの下に書かれている文字はかなしみもあったけど、せんそうが終わってよかった。もうこんなことにならないでほしい。そのような気持ちがあると思えました。これからもこの先も、ずっと平和でいてほしい。

〇せんそうはかなしいことだとおもいました。だから今のようにかぞくみんなでたのしくくらせる日がずーとつづいてほしいと思います。(7才)

〇せんそうは人がしんだりするから日本にきてほしくない。(7才 せいたろう)

〇人のため父やおとこの人がいっしょうけんめいたたかっているのがとてもこわかった。このところにきてつるがいっぱいありました。おばあちゃんがいっしょうけんめい人のためを思っているとその気持ちがすごいと思いました。

〇教科書に書いてあったし、生焼けの死体があったからよくないとあらためて思った。金のためなら人が変わるみたいに戦争に勝つためなら手段もえらばない人がおるからこんなことがおこるからよくない人はおるんやと思った。

〇原ばくのひどさが分かった。人々のかなしさやくるしいと分かったのでいろんな人に原ばくのことを伝えたいと思いました。

〇昔のことを知れて、原ばくのきょうふを知りました。原爆NO 戦争NO

〇パネル展を見て原爆が改めてすごくおそろしいことだと分かりました。世界にはまだたくさんかくへいきがあることがこわいです。広島・長崎でおこったことはぜったい忘れないようにしていきたいです。

〇戦争はこわいから日本にきてほしくないし、平和な世界がつづいてほしいです。(9才 あかね)

〇平和な世界へがんばろう! 戦争 × 平和 ◎ (小4)

〇ウクライナとロシアの戦争が早く終わってほしい。(小4)

〇戦争は一つのばくだんでいろんなものをこわしたりしたからもういっしょうないようにしたいです。(小4)

〇戦争で家族とはなれたりしてしまうから家族を幸せにしたいと思いました。(小4)

 

【今年のパネル展の企画内容に関する感想、今後の要望】

〇この感想・メッセージもまた展示の一つですね。皆さんの感想に共感し、再度展示を見直したりしました。

〇原爆と人間パネルに主催者一口メモが付いているのが良かった。毎年見ている展示も新しい視点で見ることができ、ぐっと現代に自分に引き寄せられるような感覚になった。今後も是非継続を。

〇このような惨状、苦しみを経験し、日本国憲法が生まれたんだなぁ・・と実感できました。〝憲法前文の精神を世界へ〟切に思います。二度とこのようなことが繰り返さないために。

〇核兵器を所持する国とその数に驚きました。無差別に多数の人間を殺してしまう。その後の残酷さに胸が痛くなりました。

〇グテーレスさんの言葉を世界中が共有すべきですね。戦争の愚かさに世界の指導者が目ざめなくてはいけないと思います。手持ちの鶴を並べさせて頂きました。来年までにぜひ千羽鶴を作り上げたい!

〇パネル展はとても整然としていてよいのですが、何かもう少し見るだけでないものが取り入れられないか・・。コロナ対策をいろいろして+α活動を入れるか、コロナが心配だからと展示をみるだけにするのか、交流が全くないので残念です。毎年パネルを見ているのですが、いろいろな資料、報道とあわせるとまだまだ知らないことだらけだと思い知ります。被爆者でない自分は、聞いて見て考えて、をくりかえしくりかえし、自分の血肉にしていくことが必要なのだと改めて思いました。ありがとうございます。

〇19階ではなく今年は1階に会場が変更になったが、以前より多くの人に見られるような気がする。この場所もとても良いと思いました。

〇地元金沢市で日本軍による核兵器開発の試み(「に号作戦」)が行われたことも次回、展示してはいかがでしょうか?(ウラン235の熱拡散分離抽出) (41才 男性)

〇毎年パネル展来ていますが、東京大空襲や和歌山戦争のパネル展してほしいです。

〇展示物をもっと多く!

 

【上記以外の感想・メッセージ】

〇パネルの中に渡辺千恵子さんが原水爆禁止世界大会にお母さんに抱きかかえられて参加、発言されている写真がありました。この8月9日長崎式典で田上市長が冒頭で語られたシーンです。「見世物じゃない、撮るな!」の周囲の声に渡辺さんは「撮ってください。そして世界に知らせてください。二度と私を作らないで」私たちはその声に応えなければ。

〇2回目です。お盆帰省の子ども、孫たちと来ました。思いがけず娘の連れ合いの方からネットで紹介されていた。是非行きたいとの申し出があり、とてもうれしく思いました。2年生の子は折り鶴を三羽折って大事に持ってきました。感想も自分なりに考えているのを見て、この小さな一歩は大事だなと思いました。

〇忘れません。広島を、長崎を

〇核兵器を無能にすること!考えませんか!

〇平和のパネル展 毎回この夏に来ているけど世界はこの事実を受け入れてきています。核兵器の廃絶への道は前進しています。

〇人はいつかは死ぬ存在だけど、こんな死に方は自分も子供たちもしたくない。戦争がもたらす平和なんてないし、加害者にも被害者にもなりたくない。ヒロシマ、ナガサキで起こった事実をもっと世界に届けていきたい。毎日を平和に楽しくいきるのが夢。

〇核に反対なら、現実的に核兵器の準備のための原発にも反対すべきです。

〇ほんとうの平和とは何か?我々は毎日朝から晩まで心の中で戦争をしています。人を傷つけ自らも傷ついています。人間を越えた大きな力に自分をゆだねるしかありません。

〇家族で来ました。中2と小5の子どもたちは、被爆者の方から生の声を聞ける最後のチャンス世代だと思っています。なんとか石川県でもその機会を作っていただけたら・・と思わずにいられない展示でした。彼ら、私たちは被爆者の方々の意志をつなぐ使命があると改めて思いました。

〇大統領や首相に見せても核兵器を手離さないとしたら、それはもう「人間の心」を失っているのだろう。自分の故郷「横浜」や大好きな「石川」で戦争の被害が永久に起きないように、日本国、世界で戦争が起きず、また世界で核兵器が廃絶されるように。

〇いつも涙なくては見られません。こんな兵器を作り、保有し、使用すると威嚇することなどとても許せません。なんとしても核廃絶を実現しなくては、と思います。(80才)

〇今回、初めて県庁に来て、パネル展を見学させていただきました。子供たちにも一緒に見て戦争の悲惨さ、原爆のおそろしさなどを少しでも感じてもらいたいと思い、来ました。同じことを繰り返してほしくない。この先、子供たちが笑顔で過ごせるようになるためにも戦争をなくしたい!!全世界を笑顔で一杯に!(44才)

〇戦争の大変さを知りました。悲惨で後でこうかいすること、まちがいありません。絶対に戦争は各国はしてはならないことを願うことです。

〇戦争のない平和な国がずっと続きますように。

〇核兵器は虐殺兵器です。全世界で禁止・廃棄するべきだと思います。平和パネル展、日本とアメリカと展示できたらいいなと思いました。日本だけではなく、アメリカの方にどれだけ悲惨だったかをもっと知ってほしいです。ロシア、ウクライナも今、戦時中ですが、日本はこれ以上悲惨をくりかえさないために中立でいてほしいです。平和を願います。

〇悲惨な戦争になる前に力を合わせましょう!今年2022年、広島へ行ってきました。あの平和公園が8月6日の前は繁華街であったことを知りました。8月6日前の子ども達、大人達の絵顔に展示でたくさん出会ってきました。

〇世界から核兵器が無くなってほしいなと思いました。戦争は嫌いだ!!

〇活動を続けている方達 すごいと思います。これからもお願いします。

〇戦争を起すも起さないのも〝人〟〝人〟なぜ!!

〇原爆はいらない!!

〇このようなパネル展を開いて頂きありがとうございます。ニュースを見て、自然と足が向きました。明日は8月6日です。平和な世界をいのります。(50代 女性)

〇戦争反対,子ども達の未来に核兵器はいらない。

〇涙をこらえるににいっぱいいっぱいでした。こんな惨状があるのに、なぜ核兵器がなくならないのでしょう。なぜ持ちたいと思うのでしょう。母と子が笑顔で安心して生きていける世の中になることを心から願います。

〇あの日、焼かれたのは自分だとしたらくやしくて、おそろしくて、知らないではすまなすぎます。

〇パネル展ありがとうございました。51才女性です。自分が小学生の頃は8月6日は全校登校日で体育館でピカドンという映画を見ました。今21才と12才の子どもがいますが、この子たちの学生時代はこのような平和教育は行われていません。自分の時は修学旅行で広島、長崎に行きましたが、子どもたちは全く行っていません。せめて、日本人として過去にこのようなことがあったのだということを知って欲しい、と強く思い今回このパネル展に中の息子を連れてきました。息子は展示を見て「つらい」と言っていました。何か少しでも感じてくれたら平和に考えるきっかけになってくれたらと思っています。本当にありがとうございました。(金沢在住)

〇8月6日、広島には過去3回旅行して必ず原爆資料館に立ち寄ります。そこでなければ見られないような資料を見せて頂き、ありがとうございます。ロシアが核兵器を使わずに停戦されることを皆で祈りましょう。

〇1日でも早く平和にくらしていけることをいのります。

〇写真と絵、じっくりと見て読み、あらためて思いました。ロシア・プーチンの核使用発言と侵略行為、まして日本国内での核共有発言、断じて許せない! 6日と9日に平和の鐘をつきました!

〇NO WAR  NO NUKES  核兵器は命を救えない

〇核兵器は二度と使わせてはなりません。

〇今日は広島の原爆の日です。二度と一般市民が核兵器の被爆者にならないようにしなければいけないと思いました。どの国の人々も戦争反対、世界平和を守りたいです。(51才女性)

〇涙、涙でペンがふるえています。にほんは絶対に核兵器をもってはならない!戦争は二度としてはいけない!

〇地球を守ろう(地球のイラスト入り)

〇展示スペースを広く取ってほしい! 来年は広島へ(4度目)

〇戦争は絶対よくない。早く平和な世界に!

〇戦争について、少しは知っていることがあると思っていましたが、全くわからないことばかりで、今回のパネル展を通して知ることができました。子どもたちにももっと〝戦争〟について知ってもらいたい。私達大人も、もっと知るべきだと改めて感じました。

〇パネル展、初めて見てすごく戦争の怖さを痛感しました。来年もここに来ます。お世話様でした。広島に行きたい!長崎に行きたい! 日本は世界に発信して絶対に核を保有してはいけない!と訴えるべきです!

〇核兵器のおそろしさを全世界の人々に伝えたい。武器を作っている場合ではない。気候危機をなんとかしたい。

〇太平洋戦争前・及び戦中における国策方針策定と戦中の海戦(ミッドウェー海戦、第2次・第3次ソロモン海戦等)に深く関わった海軍軍人の縁戚に当たる者です。太平洋戦争及び近現代史については常日頃から学習と調査研究を進めていますが、今回改めてパネルで学習させて頂き、大変有意義な時間・機会となりました。これからの貴団体の御活動を陰ながら応援しております。自分もこれから学習・調査・研究・分析を進め、平和について考え、行動していけたらと思っております。(8月6日 金沢市在住 41才 男性)

〇戦争は絶対ダメ!命の重みを知ってほしい。

〇すべての命は貴い。戦争ではお金をもうける人も命。もっと命を守るためにお金を使ってください。

〇国民ひとりひとりはもとより、国会議員がもう一度、憲法(前文)を学ばなくてはいけない。(65才 女性)

〇考えられない 核兵器 反対 作らないで 使わないで

〇パネル展を見て、とても感激しました。

〇地球に平和を (地球のイラスト入り)

〇子どもたちに核兵器のない平和な世界を! 大人の責任

〇まごたちにふり回される夏休み、平和式典のTVも8時15分に合掌することもままならない今日でした。ゆっくりパネルを見て、心新たに平和を願います。企画をありがとうございました。

〇パネル展を見て、原爆による争いは二度としてはいけないと改めて思いました。普通にくらしていけたら、急に人生が終わってしまうなんて悲しいのでこれからも平和な国であってほしいです。

〇広島のこの日に来られたことも意味あることと今一度「忘れない」よう心して生きます。

〇小さい時、広島の原爆資料館へ行ったことがあるのですが、当時の知識もなく、ただ恐怖で急ぎ足で資料館を出てしまいました。今日、この展示を見て、77年前の人たちが命を犠牲にしてまでつくってくれた、私たちの今の「あたりまえ」を守っていくために、私たちも努力するべきだと感じました。

〇改めて原爆のこわさをつくづく感じました。核兵器反対運動を応援致します。(87才女性)

〇争いのない平和な世界を! 核兵器使用反対!

〇パネル展を見て、とても感激しました。

〇母と子の幸せな姿 平和があってこそ。

〇戦争の道へ日本がもどらないこと!!

〇戦争は起きませんように

〇企画してくれてありがとう。

 

 

     『はだしのゲン』ロシア語版を受け取るマリア・キリチェンコさん㊧

 

日本子どもを守る会「第19回平和祈念集会」にて

『はだしのゲン』ロシア語版を寄贈しました

 日本子どもを守る会の「第19回平和祈念集会-『原爆の子』ロシア語版の今日的意義」が8月13日、東京都内にてオンライン併用で開催されました。講演者は、ロシア語版翻訳者のマリア・キリチェンコさんとロシア語版の出版を仲介したロシア研究者の川村秀さんです。

 広島の子どもたちの原爆体験文集『原爆の子』(長田新、1951年刊行)は、世界の平和教育のバイブルとも言われていて、『はだしのゲン』と双璧とも言われます。ロシア語版は、2010年 に『ヒロシマの子供達』という書名でモスクワで刊行され、大きな反響を呼びました。 4月には、モスクワの第1486学校 で中・高生の読書会も開かれ その時の様子も紹介されました。

 この集会には翻訳ボランティアグループのプロジェクト・ゲンの会員も参加されており、本会から①講師のマリア・キリチェンコさん、②国営ロシアの通信社の日本特派員、③ロシア大使館に『はだしのゲン』ロシア語版を3セット寄贈することができました。

 ロシアのウクライナ侵攻と核使用の威嚇が長引くいま、時宜を得た取り組みになりました。

*詳しくは関連リンクのプロジェクト・ゲンHPをご覧ください。

 タイトル:「原爆の子」(長田新)と「はだしのゲン」(中沢啓治)が繋がった!

 反核・平和おりづる市民のつどい実行委員会が、8月2日~16日、石川県庁内で「平和のパネル展2022」を計画していましたが、19階展望ロビーが新型コロナウィルスの集団予防接種の会場になったため、1階展望スペースに変更になりました。ご来場の際にはご注意ください。

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 今年の「平和のパネル展2022」の初日、8月2日のオープニング企画、中沢啓治さんが作詞した「広島 愛の川」の紹介文を本会HPに掲載します。

「広島 愛の川」紹介

 平和のパネル展主催団体の一つ 「はだしのゲンをひろめる会」です。この会は2012年12月にここ金沢で発足しました。「はだしのゲン」の翻訳、本や紙芝居の普及、寄贈活動を続けてきた団体などが、平和な社会を実現するために連携してゲンを世界に羽ばたかそうと「はだしのゲンをひろめる会」を結成し取り組んでいます。

   「はだしのゲン」は作者の中沢啓次さんが「90%体験です」とおっしゃっていましたが、過酷な状況を描きながらも、ゲンのたくましさ、生き抜こうとする力、命の平等に真剣に立ち向かう姿は、時代や国を超えて勇気を与えてくれます。中沢さんは2012年の12月になくなられましたが、2013年、「はだしのゲン」連載開始40周年の会で中沢さんの遺した一編の詩を妻のミサヨさんが朗読されました。それが「広島 愛の川」です。次の世代には人間の醜い部分ではなく良い部分を残してあげたいという中沢さんの思いは、怒りや悲しみから“優しさと”という歌詞になり、平和な世界への希望を川に託しています。

 この詩はメディアにも取り上げられ、ミュージシャンを動かしました。山本加津彦さんが作曲、中沢さんが好きだった加藤登紀子さんのうたで2014年リリースされました。同時に「広島 愛の川プロジェクト」が誕生し、2015年からは毎年8月6日広島の原爆ドーム近くの川に面して沢山の子どもたち、親子、若者が世界へ届けとこの歌を合唱で歌っています。それに呼応して全国、世界から歌っている動画も届きます。核兵器禁止条約が発効した喜びも束の間、戦争が起き、多くの人が犠牲になっています。核の使用、核による抑止力が語られる今こそ、ゲンとこの歌が世界に広がってほしいと願います。

 本日は広島での大合唱を撮影した動画を上映いたします。この歌に託した中沢さんとゲンの願いをどうぞ受け取ってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広島 愛の川         

   作詞・中沢啓次      作曲・山本加津彦 唄・加藤登紀子

 愛を浮かべて川流れ
 水の都の広島で
 語ろうよ 川に向って
 怒り、悲しみ、優しさを
 ああ、川は 広島の川は
 世界の海へ 流れ行く
 
 愛を育てた 太田川
 手取り駆けった川堤
 伝えよう 川に向って
 怒り、悲しみ、優しさを
 ああ、川は 広島の川は
 世界の海へ 流れ着く
 
 愛するわが子に 頬ずりし
 姿 川面に 写す日々
 誓おうよ 川に向かって
 怒り 悲しみ 優しさを
 ああ、川は 広島の川は
 世界の海へ 巡りゆく
 

 

 

   NPO法人はだしのゲンをひろめる会も参加する「反核・平和おりづる市民のつどい実行委員会」では、今年も8月2日(火)から16日(火)の2週間、石川県庁にて「平和のパネル展」を開催します。本会ホームページに開催案内チラシを掲載します。

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ОТКРЫТОЕ ПИСЬМО

С ПРОТЕСТОМ ПРОТИВ ВТОРЖЕНИЯ РОССИЙСКОЙ ФЕДЕРАЦИИ НА УКРАИНУ

 

Уважаемому Президенту Российской Федерации

господину Путину Владимиру Владимировичу

 

Выражаем сильное возмущение и глубокую печаль по поводу варварского вторжения вашей страны на Украину и требуем незамедлительного прекращения боевых действий.

 

Человечество узнало, что несет война на горьком опыте Первой и Второй мировых войн, которые вызвали гибель множества людей и причинили колоссальный материальный ущерб. С глубоким осознанием произошедшего были созданы такие международные организации для поддержания мирового порядка, как Лига Наций и Организации Объединенных Наций.

Международное сообщество теряет надежду в справедливость, видя как ваше государство, будучи постоянным членом Совета безопасности ООН, развязало войну. Если международное сообщество подчинится реалиям, когда кто-то по собственному желанию силой захватывает территорию другой страны, то наша прекрасная земля скоро превратится в мир зверей, где царит Закон джунглей.

Однако животные не могут организовываться в фракции для ведения борьбы. Более того, звери не умеют производить вооружение, не говоря уже о том, чтобы с его помощью массово истреблять своих врагов. Как мы уже испытали на себе во время Второй мировой войны, когда люди используют данные им различные способности для разрушения, то это приводит к ужасной ситуации, для описания которой даже слова «злодеяние» будет недостаточно.

После вторжения российской армии на Украину 24 февраля, и особенно после ее отступления от Киева, ужасающая картина поля боя в селах и городах в его окрестностях транслировалась по всему миру с помощью интернета, смартфонов, телевидения и других средств коммуникации. Впоследствии мы каждый день стали смотреть подобные видео. Как современники этих событий мы не можем безучастно смотреть на гнев погибших, которые погребены в земле впитавшей море крови и слез; на отчаяние, негодование, страдания и печаль жителей, вынужденных покинуть свои родные места. XXI век – это эпоха информации и видео, когда потомкам остается огромное количество материалов. Международное сообщество хорошо запомнит многочисленные зверства, совершенные вашей страной на Украине, и в будущем это может заставить страдать добропорядочных россиян, живущих на родине и за границей.

Мы глубоко возмущены атакой вашей страны на украинскую АЭС и ядерные объекты. А между тем у России уже есть печальный опыт аварии на Чернобыльской АЭС в советское время, когда вся территория Северного полушария подверглась радиационному загрязнению. Япония — единственная страна в мире, испытавшая на себе катастрофический ущерб от применения атомного оружия. Выжившие жертвы атомной бомбардировки в Японии, преодолев ненависть к Соединенным Штатам Америки, продолжают массовое движение на уровне народной дипломатии, посещая все уголки мира, чтобы рассказать о своем ужасном и болезненном пережитом опыте в надежде, что человечество никогда не повторит подобную трагедию.

Деятельность нашего Общества по популяризации «Босоногого Гэна», направлена на распространение в Японии и за рубежом манга «Босоногий Гэн», сюжет которого рисует реальную картину разрушений и последствий атомной бомбардировки, а также изобличает бесчеловечность ядерного оружия. И мы испытываем чувство сильной опасности, исходящей от вашей риторики с угрозами применения Россией ядерного оружия. Мы искренно надеемся, что в ближайшем будущем будет реализован мир, в котором усилия жертв от применения атомного оружия будут вознаграждены.

Каждое мгновение, пока продолжается битва, теряется множество драгоценных человеческих жизней. Солдаты обеих армий, которые сражаются до последней капли крови; пострадавшие люди, потерявшие своих близких от ракетных ударов и пуль; убегающие в панике матери с мертвыми младенцами на руках… Бредущие в слезах малолетние дети, потерявшие своих родителей… Представьте себе боль в душе и страдания простых жителей Украины, у которых за эти три месяца были разрушены родные дома, которые лишились мирной жизни и вынуждены стать беженцами. Новости сообщают не только о потерях украинской стороны, но и многочисленных погибших и раненых среди российских военнослужащих. Мы настойчиво призываем к незамедлительному прекращению этой несправедливой и бесполезной войны.

 

29 мая 2022 г.

НПО со статусом юрлица

Общество по популяризации “Босоногого Гэна”

10-е Общее Собрание

 

 

Protest against the Russian Federation’s Invasion of Ukraine

                                                            May 29, 2022

 

To: His Excellency Vladimir Vladimirovich Putin

President of the Russian Federation

 

We feel tremendous anger and deep sadness over the brutalities of your invasion of Ukraine, and call for an immediate ceasefire.

Humanity experienced severe human and material damage in World War I and World War II, and learned from them the horrors that wars bring. This led to the establishment of the League of Nations and the United Nations as international peace organizations.

Therefore the international community is appalled that you, one of the permanent members of the United Nations, are now waging war. If members of the international community succumb to the temptation to take the territory of the other countries by force, this beautiful Earth that we all share will turn into a brutal, dog-eat-dog world.

But dogs and other animals do not form factions that conspire to wage war, nor do they manufacture weapons with which to massacre their enemies. As we know from World War II, when human beings use their abilities to carry out such destruction, the consequences are unspeakably monstrous.

Since the Russian invasion of Ukraine on February 24, and especially after the withdrawal from Kyiv, images of the hideous conditions in villages and towns caught up in the battle have been distributed daily all over the world through the Internet, smartphones, and televisions. As people living in the same era, we cannot overlook the suffering of those who now lie buried under that blood-and tear-soaked ground. Nor can we ignore the despair, anger, and sorrow of the residents who were forced to leave their hometowns. In this age of information and images that is the 21st century, a vast quantity of documentation of these events will be left to future generations. The hideous brutalities that you have carried out in Ukraine will be etched permanently in the memory of the international community, and will continue to haunt Russians of goodwill at home and abroad in the future.

You experienced the Chernobyl nuclear power plant accident during the Soviet era, which spread radioactive contamination throughout the Northern Hemisphere. We are therefore especially appalled by your attack on the nuclear power plants and nuclear facilities in Ukraine. Here in Japan, the only country in the world to undergo nuclear bombing, the survivors of that attack have moved beyond hard feelings toward the United States, which dropped the bombs on Hiroshima and Nagasaki. Today their fervent desire is only that humans will never repeat such a tragedy. Through grassroots movements, nuclear survivors travel around the world telling people about their own terrible and painful experiences.

As part of this movement, the Barefoot Gen Promotion Group has been distributing the graphic novel “Barefoot Gen” both domestically and internationally. This work vividly describes the reality of the atomic bomb and makes clear the inhumanity of nuclear weapons. Your own nuclear threats only add to our sense of crisis. We can only hope that the efforts of past nuclear victims to tell the truth about nuclear war can help prevent it from occurring again. 

With every moment that the battle in Ukraine continues, many more precious lives will be lost. The soldiers of both armies fighting for their lives. People who lost their precious ones in missile attacks, or from bullets, and were injured themselves. Mothers fleeing with dead children in their arms. Little boys and girls tearfully separated from their parents. During the past three months the people in Ukraine have had their hometowns destroyed, have been robbed of their everyday lives, and have had to become refugees. Can you not begin to imagine their suffering? The news informs us that a great number of soldiers of both Ukraine and Russia are dead and injured. We demand that you put an immediate stop to these irrational, vain hostilities.

( NPO) Barefoot Gen Promotion Group

 

ロシア連邦のウクライナ侵攻に対する抗議文

ロシア連邦大統領
ウラジーミル ウラジーミロヴィチ プーチン 閣下

貴国によるウクライナ侵攻の蛮行に強い憤りと深い悲しみを表明し、即時停戦を求めます

 第一次、第二次の大戦で多大の人的、物的被害を経験した人類は戦争が何をもたらすかを学び、深い反省のもと国際平和機構である国際連盟、国際連合を創設しました。

 国際連合の常任理事国である貴国が戦争を仕掛けたことに国際社会は絶望しています。自らが望む他国の領土を武力で奪い取ることに国際社会が屈すれば、私達の住む美しい地球はたちまち弱肉強食の動物の世界と化します。しかし動物は徒党を組んで闘う、ということはできません。兵器を製造し、ましてやそれを使って敵を大量虐殺することもできません。我々が第二次大戦で経験したように、人間は自らに与えられた様々な能力を破壊に向けて使う時、鬼畜という言葉では表現し切れない凄惨な事態を引き起こします。

 2月24日、ロシア軍のウクライナへの侵攻以降、特にキエフから撤退した後の近郊の村や町での目を覆うばかりの戦場の様子は、インターネットやスマートホン、テレビ等を通じて世界中に配信され、我々は日々、多くの映像を観ることとなりました。多大の血と涙を吸い込んだ大地に眠る人々の怨念や、故郷を追われざるを得なかった住民の絶望、怒り、苦しみ、悲しみを同じ時代を生きる人間として看過することはできません。21世紀の情報や映像の時代は、膨大な資料を後世に残します。貴国がウクライナで行った蛮行の数々は国際社会でしっかりと記憶され、将来に亘って国内外の善良なロシア人を苦しめることになるでしょう。

ソ連の時代、北半球全域に放射能汚染をもたらしたチェルノブイリ原子力発電所の事故を経験した貴国が、ウクライナの原子力発電所や核施設を攻撃したことに強い憤りを覚えます。世界で唯一核被害を経験した国―日本。我が国の核被害者はアメリカへの怨讐を超えて、人類が二度とこのような悲劇を繰り返さないことを願い、世界各地に赴いて自らの恐ろしい、辛い体験を語る草の根運動をつづけてきました。

 原爆被害の実相と核兵器の非人道性を告発するマンガ「はだしのゲン」の国内外への普及を目的として活動している我々「はだしのゲンをひろめる会」は、貴国の核脅威をあおる発言に強い危機感を抱いています。近い将来、核被害者の努力が報われる世界が実現することを心から願うものです。

 刻一刻、戦闘状態が続く限り多くの尊い命が失われています。命をかけて戦う両軍の兵士たち、ミサイル攻撃や銃弾で大切な人を亡くし、自らも負傷した人、亡くなった幼子を抱えて逃げ惑う母親。親とはぐれて大泣きしながら歩いている幼い少年。この3か月の間に大切な故郷を破壊され、日常を奪われ、避難民とならざるを得なかったウクライナの市井の人々の悔しさや苦しみを想像してください。ウクライナ側のみならずロシア兵もまた、数多くの死傷者が出ているという報道に接し、この理不尽で無益な戦争の即時停戦を強く求めます。

2022年5月29日

特定非営利活動法人 はだしのゲンをひろめる会 10回総会

NPO法人はだしのゲンをひろめる会 10回総会  開催報告

ロシアによるウクライナ侵攻に対する抗議文も決議

 NPO法人はだしのゲンをひろめる会第10回総会を、5月29日(日)、石川県保険医協会会議室で開催しました。冒頭、白﨑良明理事長からは、現在のロシア・ウクライナ情勢に触れて、ロシアによる核の「使用の威嚇」、アメリカ側も核の配備など、核戦争が現実味を帯びており、危惧していること。一方で、6月には核兵器禁止条約の第1回締約国会議が開催されるなど、市民による国際的な流れは核廃絶に向かっているのも事実であり、当会としてもゲンを通じた市民ひとりひとりに被爆の実相をひろめる活動に尽力したいと述べられました。

 さて、2021年度の普及活動の特徴は、なんと言っても国内の平和博物館への寄贈でした。2020年度に引き続き、国内45カ所の平和博物館にアンケートを実施。その結果、15カ所への寄贈が実現しました。また、カフェへの寄贈(1カ所)も初めての取組でした。これまで寄贈先は学校や図書館が主でしたが、ゲンに博物館やカフェという新たな活躍の場をつくることができているのは大きな前進です。

 2022年度の活動に向けては、既存の活動に加えて、設立から10年を迎えたNPO法人ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会が書籍等を通じた継承活動にも熱心に活動されており、同会の賛助会員になることも視野にさらなる連帯の取組が提起されました。

 そして、ロシアによるウクライナ侵攻についての抗議決議に関しては、賛同のご意見を多くいただく一方、「マイダン・クーデターの実体を放置して、全てロシアが悪いという意見には全く反対です。悪いのはアメリカです。」など、冷静なご指摘もいただきました。討論の結果、予定通り、英語、ロシア語訳も含めて発表することとなりましたが、会員各氏のご意見を真摯に受け止め議論するとともに、会としても大局観を身に着け、丁寧に時局を見る必要性も提起いただき、有意義な議論の場となりました。

 このほか、来年には「はだしのゲン」が連載開始50年となることを記念した取組の提起など、書面決議承諾書の通信欄にいただいた積極的なご意見の数々に感謝いたします。

 現在、ひろめる会の正会員は42人、賛助会員27人です。どこまでも世界を駆け巡るゲン。その道を一緒に切り開いていただける仲間づくりにもぜひご支援・ご協力をお願いします!              

 

<追記>総会で承認された「ロシアによるウクライナ侵攻に対する抗議文」は在日ロシア連邦大使館はじめ、関係機関、報道各社に送付しました。

5月29日に(書面決議方式)で開催する第10回総会の決議案を紹介します。

【第5号議案】 ロシア連邦のウクライナ侵攻に対する抗議決議                                  

ロシア連邦大統領
ウラジーミル ウラジーミロヴィチ プーチン 閣下

貴国によるウクライナ侵攻の蛮行に強い憤りと深い悲しみを表明し、即時停戦を求めます

 第一次、第二次の大戦で多大の人的、物的被害を経験した人類は戦争が何をもたらすかを学び、深い反省のもと国際平和機構である国際連盟、国際連合を創設しました。

 国際連合の常任理事国である貴国が戦争を仕掛けたことに国際社会は絶望しています。自らが望む他国の領土を武力で奪い取ることに国際社会が屈すれば、私達の住む美しい地球はたちまち弱肉強食の動物の世界と化します。しかし動物は徒党を組んで闘う、ということはできません。兵器を製造し、ましてやそれを使って敵を大量虐殺することもできません。我々が第二次大戦で経験したように、人間は自らに与えられた様々な能力を破壊に向けて使う時、鬼畜という言葉では表現し切れない凄惨な事態を引き起こします。

 2月24日、ロシア軍のウクライナへの侵攻以降、特にキエフから撤退した後の近郊の村や町での目を覆うばかりの戦場の様子は、インターネットやスマートホン、テレビ等を通じて世界中に配信され、我々は日々、多くの映像を観ることとなりました。多大の血と涙を吸い込んだ大地に眠る人々の怨念や、故郷を追われざるを得なかった住民の絶望、怒り、苦しみ、悲しみを同じ時代を生きる人間として看過することはできません。21世紀の情報や映像の時代は、膨大な資料を後世に残します。貴国がウクライナで行った蛮行の数々は国際社会でしっかりと記憶され、将来に亘って国内外の善良なロシア人を苦しめることになるでしょう。

ソ連の時代、北半球全域に放射能汚染をもたらしたチェルノブイリ原子力発電所の事故を経験した貴国が、ウクライナの原子力発電所や核施設を攻撃したことに強い憤りを覚えます。世界で唯一核被害を経験した国―日本。我が国の核被害者はアメリカへの怨讐を超えて、人類が二度とこのような悲劇を繰り返さないことを願い、世界各地に赴いて自らの恐ろしい、辛い体験を語る草の根運動をつづけてきました。

 原爆被害の実相と核兵器の非人道性を告発するマンガ「はだしのゲン」の国内外への普及を目的として活動している我々「はだしのゲンをひろめる会」は、貴国の核脅威をあおる発言に強い危機感を抱いています。近い将来、核被害者の努力が報われる世界が実現することを心から願うものです。

 刻一刻、戦闘状態が続く限り多くの尊い命が失われています。命をかけて戦う両軍の兵士たち、ミサイル攻撃や銃弾で大切な人を亡くし、自らも負傷した人、亡くなった幼子を抱えて逃げ惑う母親。親とはぐれて大泣きしながら歩いている幼い少年。この3か月の間に大切な故郷を破壊され、日常を奪われ、避難民とならざるを得なかったウクライナの市井の人々の悔しさや苦しみを想像してください。ウクライナ側のみならずロシア兵もまた、数多くの死傷者が出ているという報道に接し、この理不尽で無益な戦争の即時停戦を強く求めます。

2022年5月29日

特定非営利活動法人 はだしのゲンをひろめる会 10回総会

(注)この抗議決議は、ロシア語及び英語にも翻訳して関係機関に送付します。

はだしのゲン・紙芝居

出版物の紹介


はだしのゲン
『わたしの遺言』
 中沢啓治 著

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