活動

 

 10月下旬に関東地方の高校生から「はだしのゲンをひろめる会」HPを通じて、以下の相談事項がありました。

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 今私たちは戦争と平和についての学習を行っており、今月上旬には広島を訪れ、被爆者の方のお話や現地の高校生とのディスカッション、戦争に関する場所の来訪をはじめとして現在も自主的に平和学習を進めている次第であります。そしてその集大成として、フロリダの高校生と留日の外国人大学生に対して「No More HIROSHIMA」「No More War」をテーマに5分ほどのプレゼンテーションを英語で行う予定です。

 私たちからのお願いは、ひろめる会様のホームページに載っている記事やはだしのゲンの漫画の表紙等の一部をプレゼンテーションに使わせていただけないかということです。特に漫画については、外国の方も手に取りやすいイラストである上に翻訳がされているため、戦争の記憶をリアルに伝える上で私たちのプレゼンには欠かせない要素と考えております。

 私たちとしましては、戦争から遠のいた時代の若者にも現実味を持って平和について考えてもらうため、最低でもキャラクター、そしてゲンの紹介は実際のイラストを通じておこないたいと思っております。(中略)

 つきましては、はだしのゲンに関して、何か紹介をするための手立てはないかとご相談させていただきたく存じます。私たちは平和について大きな貢献ができるわけではないですが、決して無力ではないと信じております。

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 この相談事項につき、「はだしのゲン」著作権代理店の(株)日本ユニー・エージェンシーに問いあわせたところ、高校生たちの使用目的を考慮して著作権表示を行うことを条件に無償で「はだしのゲン」画像の使用を許諾いただき、著作権表示方法も丁寧にアドバイスいただきました。

 高校生たちが英語で作成した平和学習パンフレット(A4判 9枚)の中で「はだしのゲン」を紹介したページを本会HPに公開します。次世代につなぐ大事な取り組みに感謝・感激しています。

 印刷用 2.11MB:FOR THE NEXT GEN 修正版

  寄贈図書を手にする大塚ハルト君㊧と図書館司書のMatthew Schafer 先生

 

Jakarta Intercultural Schoolに「はだしのゲン」を寄贈

インドネシアのジャカルタ・インターカルチュラルスクール(Jakarta Intercultural School)の中学3年生の大塚ハルト君から「はだしのゲンをひろめる会」HPを介して、相談があり、本会から「はだしのゲン」「Barefoot Gen」を寄贈したの同校の図書館司書のマーシュー・シェファー(Matthew Schafer) 先生からお礼のメールが英文で届きました。本会HPに掲載します。

 

Thank You So Much
—-

October 15, 2025

Dear Mr. Shirasaki,

On behalf of the Jakarta Intercultural School community, I would like to express my heartfelt gratitude for your generous donation of Barefoot Gen in both Japanese and English. We are deeply honored to receive these important works, and we appreciate the care and intention behind your gift.

Barefoot Gen holds a powerful message of peace, resilience, and humanity. These volumes will be a valuable addition to our High School Library and will help our students gain a deeper understanding of history, empathy, and the lasting importance of peace.

Our students and faculty come from many parts of the world, and your donation will surely inspire thoughtful reflection and meaningful conversations across cultures and generations. We are sincerely thankful for your efforts to share Barefoot Gen with readers around the world and for including our school in that mission.

Please accept our warmest appreciation and respect for your continued work in promoting peace and understanding through education and literature.

With gratitude and best regards,

Matthew Schafer

HS Librarian & Tech. Specialist

Jakarta Intercultural School

 

Google翻訳にて和訳したものを紹介します。

【図書館司書のMatthew Schafer 先生のお礼メール】(2025年10月15日)

NPO法人はだしのゲンをひろめる会

理事長 様

ジャカルタ・インターカルチュラル・スクールを代表し、日本語版と英語版の両方で『はだしのゲン』をご寄贈いただき、心より感謝申し上げます。これらの貴重な作品を拝受できたことを大変光栄に存じます。また、ご寄贈いただいた皆様のご配慮とご厚意に感謝申し上げます。

『はだしのゲン』は、平和、立ち直る力、そして人間性という力強いメッセージを込めています。これらの書籍は、本校の高等学校図書館にとって貴重な一冊となり、生徒たちが歴史、共感、そして平和の永続的な重要性についてより深く理解する上で役立つことでしょう。

本校の生徒と教職員は世界各地から集まっており、皆様のご寄贈は、文化や世代を超えた思慮深い考察と有意義な対話を促すきっかけとなることは間違いありません。『はだしのゲン』を世界中の読者に届けるご尽力、そして本校をその使命に迎え入れてくださったことに、心より感謝申し上げます。

教育と文学を通して平和と理解を促進するという、皆様の継続的なご尽力に、心より感謝申し上げます。

感謝と敬意を込めて

 

【大塚ハルト君のお礼メール】(2025年10月15日)

NPO法人はだしのゲンをひろめる会

事務局長  様

ご連絡ありがとうございます。
そして、国際郵便での複雑な手続きやご発送にご対応くださり、心より感謝申し上げます。

本日、図書館司書のマシュー・シェーファー先生からも、『はだしのゲン』日本語版・英語版が無事に到着したとの報告をいただきました。
先生もとても喜んでおり、図書館に並べる準備を進めてくださっています。

また、先生と一緒に寄贈書籍を受け取った記念写真を撮りましたので、添付いたします。

このたびは、貴重な寄贈とあたたかいご支援を本当にありがとうございました。
これからも、多くの生徒がこの本を通して平和の大切さを学んでいくことを願っています。

 

 

ノーベル平和センター 教育・活動室に『Barefoot Gen』が展示

プロジェクト・ゲン代表    西多喜代子

 

    NPO法人はだしのゲンをひろめる会が7月3日にオスロのノーベル平和センターに寄贈した『Barefoot Gen』が、この程、当センターの教育・活動室「マララ」に展示されました。その写真と担当者Guro Stavseng Slinningさんからのメールを紹介します。

寄贈本へのお礼メール

 お返事が遅くなり、心よりお詫び申し上げます。ご厚意の寄贈の本に深く感謝しております。本は実に素晴らしいものです。

 ノーベル平和センターの教育担当者としてご連絡いたします。当センターでは、子どもや青少年を対象に、ノーベル平和賞、平和、民主主義、人権、対話、そして、もちろん、最新の受賞団体である日本原水爆被害者団体協議会(Nihon Hidankyo)と、彼らが核兵器廃絶と軍縮のために勇敢に闘う姿について学んでいただく活動を行っています。

 お送りいただいた本が、当センターの教育・活動室「マララ」(写真添付)に展示されていることを、大変嬉しくご報告いたします。

 来館者は自由に座り、書籍を閲覧し、その重要な内容について考えることができます。ご寄贈に心より感謝申し上げます。

 

     オーストラリアの高校・図書館に「Barefoot Gen」を寄贈しました

 

 7月26日に放送されたNHK・新プロジェクトX「アメリカに渡った漫画・はだしのゲン」にはたくさんの反響がありました。はだしのゲン英語版「Barefoot Gen」の国内販売窓口になっているプロジェクト・ゲンにはこれまで30セット以上の注文があり、またNPO法人はだしのゲンをひろめる会(以下、ひろめる会)にも10人以上の会員登録や寄付金の申し出がありました。

 このうち千葉県浦安市在住の河野文化様から高校生のときに1年間留学したオーストラリアの高校(Eudunda Area School)の図書館に「Barefoot Gen」を寄贈するため購入したいとの連絡もありました。この件につき、プロジェクト・ゲンの浅妻南海江さんから相談があり、ひろめる会から寄贈図書を提供して河野様経由でオーストラリアの高校に送っていただきました。

 この程、河野様の留学先の高校で「Barefoot Gen」を披露したときの写真をひろめる会HPに紹介します。

 

  オーストラリアの「Eudunda Area School」のホストファミリー㊨と学生たち

<追記>河野文化様は、上記の体験にもとづき、FacebookのAFS協会のコミュニティに、ひろめる会の紹介とともに、はだしのゲン英語版を海外の母校に寄贈しませんか、と投稿されることになりました。大変有難い提案であり、今後、年次計画を立ててAFS協会の皆様との連携プレーが実現できればと願っております。

 

珠洲市の小・中学校に「はだしのゲン」を寄贈

核戦争を防止する石川医師の会

古木充弘教育長㊨に日本語版を託す核戦争を防止する石川医師の会の大浜和憲世話人

  核戦争を防止する石川医師の会では、漫画「はだしのゲン」を石川県内の小中学校等に寄贈する活動を2011年から継続して取り組んでいます。戦後・被爆から80周年となる今年、県内市町16番目に寄贈が実現したのは、令和6年能登半島地震で甚大な被害を受けた珠洲市です。震災の影響が長引く中にもかかわらず、お時間をとっていただき、9月24日(水)に、珠洲市教育委員会を訪問し、寄贈式を実施しました。

 地元の書店から寄贈用図書を購入

 当日は、吉木充弘教育長、岸田和久事務局長、河﨑裕子主幹兼係長に対応いただきました。反核医師の会からは大浜和憲世話人(小児外科医師)、大田健志事務局員、NPO法人はだしのゲンをひろめる会より神田順一事務局長が参加しました。珠洲市には、小学校が5校、中学校が2校、小中義務教育学校が2校あり、全11校に日本語版を、中学校と小中義務教育学校の計4校にはひろめる会を通じて英語版「Barefoot Gen」をあわせて寄贈しました。また、今回、日本語版の寄贈にあたっては、珠洲市の地元書店の応援になればという思いから、珠洲市飯田にある「いろは書店」を通じて購入し、寄贈しました。

 珠洲市では、震災や豪雨による被害を受けた家庭も多く、仮設住宅に住んでいる方、そして珠洲を離れた方も少なくありません。吉木教育長は、厳しい状況の中でも珠洲に残ることを選択した子どもたち、親御さんが残ってよかったと思ってもらえるように努めていきたい、その前提として子供たちの心のケアにも取り組んでいきたいとお話され、教育委員会のみなさんが珠洲の子どもたちに誠実な思いをもって関わっている様子が伝わってきました。

中学校に英語版を寄贈したはだしのゲンをひろめる会の神田順一事務局長

 子どもたちが「ゲン」に触れる機会を要望

 神田さんからは、同会が今夏実施した県内公共図書館への日本語版および英語版の所蔵状況・寄贈希望アンケートの取組を紹介し、珠洲市立図書館では日本語版、英語版がすでに所蔵されており、今回寄贈した学校での効果的な配置なども含めて、子どもたちの目に触れてもらえるような工夫についても提言しました。大浜世話人からは、ゲンは事実に即していない点があるなど批判されることもあるけれど、それも原作者の強い気持ちの表れ。実相を伝えていくためにも非常によいマンガであり、ぜひ子どもたちに読んでいただきたい。とお伝えして、和やかに懇談が終了しました。

 今回の寄贈を機に、珠洲市の子どもたちがゲンに出逢い、踏まれても踏まれても麦のように立ち上がるゲンの姿から、震災を乗り越えていく力に繋がれば嬉しく思います。

 2025年9月現在で当会の寄贈活動は県内16市町120校に広がりました。引き続き、県内の全市町への寄贈、図書館や学校以外の子どもの居場所などにも寄贈を広げていきたいと思います。

(報告 大田健志)

石川県内公共図書館への「はだしのゲン」所蔵・寄贈希望アンケート・報告書

NPO法人はだしゲンをひろめる会

     NPO法人はだしゲンをひろめる会が「戦後・被爆80年」記念事業として、今年7月に石川県内・公共図書館(55館)対象に実施した漫画「はだしのゲン」所蔵・寄贈希望アンケートには、全ての図書館から回答を頂きました。図書館担当者各位に厚くお礼申し上げます。

    アンケート回答では『はだしのゲン』の所蔵は32館ありましたが、『Barefoot Gen』の所蔵は7館だけでした。このうち石川県立図書館と金沢学院大学図書館の所蔵図書ははだしのゲンをひろめる会から、能登町立中央図書館の所蔵図書は核戦争を防止する石川医師の会から寄贈したものです(集計結果はした表にて)。

『はだしのゲン』は40館、『Barefoot Gen』は18館が所蔵に

  『はだしのゲン』の寄贈希望は15館あり、そのうち8館は所蔵していない、7館は所蔵しているところからです。「所蔵はありますが、受入から相当年数が経過しており、状態があまりよくない巻もある」「購入してだいぶ年数を経て、よく貸し出されてきましたため、傷んでいて補修しながら」等のコメントもありました。よく貸出しされている証しと推測しています。『Barefoot Gen』の寄贈希望は11館あり、その全てが所蔵していないところからです。おかげで『はだしのゲン』所蔵は40館、『Barefoot Gen』所蔵は18館に増えました。

被爆体験の継承と平和創造のために

   この「はだしのゲン」所蔵・寄贈希望アンケートは、公益財団法人ヒロシマ平和創造基金(理事長 岡畠鉄也中国新聞社社長)の被爆体験の継承と平和創造を支援する「ヒロシマピースグランド2025」助成事業として実施することができました。重ねてお礼申し上げます。

  『はだしのゲン』コミック版を出版している株式会社汐文社では、広島市教育委員会の学校教材から「ゲン」削除が明らかになった2023年2月16日以降に1巻から10巻まで全て増刷しています。2023年は漫画「はだしのゲン」連載開始50周年、2024年は中沢啓治氏がアメリカの「コミックの殿堂入り」、日本被団協のノーベル平和賞受賞を契機として、改めて『はだしのゲン』に関心が寄せられ、出版社に問合せや注文が急増しているからです。

   本会では、今回のアンケート集計結果を励みに、引き続き「はだしのゲン」をひろめる事業を推進していきます。

 

図書館名 はだしのゲン Barefoot  Gen 備考欄
所蔵 寄贈希望 所蔵 寄贈希望
1 石川県立図書館 所蔵 なし 所蔵 なし 注1
2 金沢市立玉川図書館 所蔵 なし なし なし 休館中
3 金沢市立玉川こども図書館 所蔵 なし 所蔵 なし  
4 金沢市立玉川図書館城北分館 なし なし なし なし  
5 金沢市立泉野図書館 所蔵 なし 所蔵 なし  
6 金沢市立金沢海みらい図書館 所蔵 なし 所蔵 なし  
7 七尾市立図書館 所蔵 寄贈希望 なし 寄贈希望  
8 小松市立図書館 所蔵 なし なし 寄贈希望  
9 小松市立図書館分館南部図書館 所蔵 なし なし なし  
10 小松市立空とこども絵本館 なし なし なし なし  
11 輪島市立図書館 所蔵 なし なし なし  
12 輪島市立図書館町野分館 なし なし なし なし  
13 輪島市立門前図書館 所蔵 なし なし なし  
14 珠洲市立図書館 所蔵 なし なし なし  
15 加賀市立中央図書館 所蔵 なし なし なし  
16 加賀市立山中図書館 所蔵 なし なし なし  
17 羽咋市立図書館 所蔵 なし なし なし  
18 かほく市立中央図書館 所蔵 なし なし 寄贈希望  
19 白山市立松任図書館 所蔵 なし なし なし  
20 白山市立美川図書館 所蔵 寄贈希望 なし なし 注2
21 白山市立鶴来図書館(本館) 所蔵 寄贈希望 なし なし  
22 白山市立鶴来図書館本町分館 なし 寄贈希望 なし なし  
23 白山市立かわち図書館 なし 寄贈希望 なし なし  
24 能美市立根上図書館 所蔵 なし なし なし  
25 能美市立寺井図書館 所蔵 なし なし なし  
26 能美市立辰口図書館 なし なし なし なし  
27 野々市市立図書館・学びの杜ののいちカレード なし 寄贈希望 なし 寄贈希望  
28 川北町立図書館 所蔵 なし なし なし  
29 津幡町立図書館 所蔵 なし なし 寄贈希望  
30 内灘町立図書館 所蔵 寄贈希望 なし 寄贈希望 注3
31 志賀町立図書館 所蔵 寄贈希望 なし なし  
32 志賀町立富来図書館 所蔵 寄贈希望 なし 寄贈希望  
33 宝達志水町立図書館 所蔵 寄贈希望 なし 寄贈希望  
34 中能登町立図書館 所蔵 なし なし なし  
35 穴水町立図書館 なし 寄贈希望 なし なし  
36 能登町立中央図書館 所蔵 なし なし 寄贈希望 注4
37 柳田教養文化館 なし 寄贈希望 なし なし  
38 能登町立松波図書館(分館) なし 寄贈希望 なし なし  
39 北陸先端科学技術大学院大学附属図書館 なし なし なし なし  
40 金沢大学附属図書館中央図書館 所蔵 なし 所蔵 なし  
41 金沢大学附属図書館自然科学系図書館 なし なし なし なし 注5
42 金沢大学附属図書館医学図書館 なし なし なし なし 注5
43 金沢大学附属図書館保健学類図書室 なし なし なし なし 注5
44 石川県立大学図書・情報センター なし 寄贈希望 なし 寄贈希望  
45 石川県立看護大学附属図書館 所蔵 なし なし なし  
46 石川工業高等専門学校図書館 なし なし なし なし 注6
47 金沢医科大学図書館 なし なし なし なし 注7
48 北陸大学図書館 なし なし なし なし  
49 北陸学院大学ヘッセル記念図書館 所蔵 なし 所蔵 なし  
50 公立小松大学附属図書館中央図書館 なし なし 所蔵 なし 注8
51 公立小松大学附属図書館粟津図書館 なし なし なし なし  
52 公立小松大学附属図書館末広図書館 なし なし なし なし 注9
53 金沢星稜大学図書館 なし なし なし なし  
54 金城大学図書館 所蔵 なし なし なし 注10
55 金沢学院大学図書館 なし 寄贈希望 なし (寄贈希望) 注11
アンケート回答数:55 所蔵:32 寄贈希望:15 所蔵:7 寄贈希望:11  
        (2025年9月8日)

 

<コメント>今回のアンケートを契機に「はだしのゲン」を所蔵する図書館が32館から40館に、「Barefoot  Gen」を所蔵する図書館が7館から18館に増えました。特に自治体立図書館(38館)では34館(89.5%)が所蔵することになりました。

 

注1.石川県立図書館が所蔵している日本語版、英語版は2022年11月にはだしのゲンをひろめる会が寄贈した図書です。
注2.当館は所蔵はありますが、受入から相当年数が経過しており、状態があまりよくない巻もあるので寄贈していただければ幸いです。
注3.はだしのゲンの所蔵はあるのですが、購入してだいぶ年数を経て、よく貸し出されてきましたため、傷んでいて補修しながらという状態なので、寄贈いただけるならありがたいお話です。
注4.能登町中央図書館が所蔵している日本語版は2024年6月に核戦争を防止する石川医師の会が寄贈した図書です。
注5.本学では中央図書館が所蔵しています。
注6.寄贈を辞退する理由は、当館の書架が狭隘化していることや、当館が工学系の専門書を主に所蔵しており、そのほかの資料は県内図書館に所蔵がある場合は相互貸借を利用しておりますので、『はだしのゲン』に関しましても閲覧希望の利用者へは相互貸借を利用して提供したいと考えているためです。
注7.公共図書館へ漏れなく寄贈していただければ幸いです。「はだしのゲン」の周知は必要と思う。
注8.当館では英語版のみ所蔵しております。書架が狭溢化してり、日本語版を一緒に置くことはむずかしい状況です。県内の所蔵が増えたら相互貸借を利用して希望者に提供したく考えます。
注9.当館は保健医療療学部の特化した図書館でその専門書を主に収蔵しており、その関係で図書内容は絞られています。
注10.先日、寄贈いただきました。ありがとうございます。
(追記)6月18日、本会の正会員の仲介により、日本語版を寄贈しました。
注11. 当館は公立図書館ではありませんが、ご寄贈の対象になりますでしょうか? 学生たちに『はだしのゲン』を読んでほしいと願っております。
(追記)英語版は本会事務局から間違って送付しましたが、図書館の担当者とのメール交信を通じて受理していただきました。

私とこの歌「広島 愛の川」

川本咲枝(広島・TFコーラス)

 私は合唱好きで、教職を退職後、お誘いがあってすぐに、TFコーラスに入り、平和や原爆の歌など、歌ってきました。毎年広島では、8月6日の夕方に灯篭流しが行われます。その献灯式で歌われている歌が「広島 愛の川」(中沢啓治作詩/山本加津彦作曲)でした。

 「はだしのゲン」の作者・中沢啓治さんの遺作の詩に作曲家の山本加津彦さんが曲をつけられた歌です。広島愛の川プロジェクトと称して歌い続けておられ今年で10年目、私も毎年参加しています。

 原爆ドームの対岸の親水テラスで行われ、子どもから大人までたくさんの人で歌います。前に並ぶ子どもたちと一緒にこの歌を歌うと、川や風までもが皆を見守ってくれているような気持ちになります。被爆80年の今年は特に感慨深いものがあります。

 現役時代のことです。学級文庫に、漫画「はだしのゲン」を置いていると、児童が争って読んで、ぼろぼろになり、転勤の度に買い替えました。多分4セット以上は買い替えたのではないかと思います。

 この漫画は、広島の子どもたちの平和教育にすごく貢献していると思います。近頃、広島の平和教育から、「はだしのゲン」が外されようとしていることに危機感を感じています。中沢さんが残したこの歌も、本当に爽やかな平和への願いのこもった歌だと思います。これからもこの歌を大切に歌い続けていきたいと思っています。

◎「うたごえ新聞」2025年7月28日号より転載しました

県内の公立図書館に「はだしのゲン」所蔵及び寄贈希望アンケートを実施

    NPO法人はだしのゲンをひろめる会(以下、ひろめる会)は、2023年に漫画「はだしのゲン」連載開始50周年記念事業として都道府県立図書館(50館)に「はだしのゲン」所蔵及び寄贈希望アンケートを実施し、日本語版を22館、英語版「Barefoot Gen」を36館に寄贈することができました。この寄贈実績を生かして「戦後・被爆80年」の今年、石川県内の公立図書館(55館)に同様のアンケートを計画しています。

被爆体験の継承と平和創造が目的/「ヒロシマピースグラント2025」の助成対象に

 5月25日ひろめる会総会にて、この財源確保のため公益財団法人ヒロシマ平和創造基金(理事長・岡島徹也中国新聞社社長)の「ヒロシマピースグラント2025」の活動助成金の申請を確認しました。

 「ヒロシマピースグラント2025」は、被爆体験の継承と平和創造を目的とした活動企画を助成する制度であり、応募資格は次の3点です。

  • 被爆体験の継承、平和創造のための活動企画
  • 平和につながる国内外での交流や情報発信の活動企画
  • 調査研究、教育など、平和啓発のための活動企画

 この応募資格は、ひろめる会の目的と事業と全て一致しており、この程助成対象に選定された旨の通知書が届きました。今回は国内外から42件の応募があり、18団体が助成対象に選定されました。

 石川県立図書館HPの「県内図書館横断検索」によると、現在は日本語版は22館、英語版は7館が所蔵しています。

 ひろめる会では、7月15日に県内の公立図書館に「はだしのゲン」所蔵及び寄贈希望アンケートを郵送しました。この取り組みの反響、アンケート集計結果はひろめる会HPにて続報します。

ノーベル平和センターに 『Barefoot Gen』 を寄贈

 NPO法人はだしのゲンをひろめる会が今年5月25日の総会で『Barefoot Gen』をノーベル平和センターに贈ろう、と決めたことがこの度、実現できました。総会翌日、英語版翻訳者の西多喜代子理事がノーベル平和センターにメールを送り、何度か交信した結果、ゲン寄贈を受け入れていただいたものです。

  • 5月25日、はだしのゲンをひろめる会2025年度総会 ・ 理事長挨拶

         理事長 白﨑良明

 被団協が2024年ノーベル平和賞を受賞したことにつき、新聞通信調査会が実施した対日メディア世論調査(アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、インド、韓国、タイ各国の1000人対象)では、「被団協が平和賞を受賞したことを知らない」が70~80%、アメリカでは90%近くもある。「今後、10年間で核兵器が使用されるか否か」では、インドは25%位だったが、外の核保有国では50%近く、ロシアでは70%近くの人が使用されると回答している。一方、「核兵器は廃絶すべきか否か」では、ロシアは「保有はやむ得ない」が70%あり、「廃絶すべき」が25%だった。その他の国では「廃絶すべき」が50%だった。

 国際社会ではこのような傾向であり、被爆の実相を伝える役割の大事さを再認識した。今日の総会で、被団協の活動が特別展示されているノーベル平和センターに『Barefoot Gen』の寄贈を提案したい。

  • 7月3日、ノーベル平和センターに寄贈した『Barefoot Gen』に添えたメッセージ                  

 『Barefoot Gen』は広島の被爆者中沢啓治が自らの被爆体験をもとに書き上げた漫画である。被爆の実相を明らかにし、苦境の中、ユーモアと正義感にあふれ、生き抜く若者の姿を描き、若者に共感をもって読まれている。

“Barefoot Gen” is a graphic novel written by Keiji Nakazawa, an atomic bomb survivor from Hiroshima, based on his own experience of the bombing. The manga reveals the reality of the atomic bombing in its portrayal of Gen, a boy who endures tragedy and hardship with humor and a sense of justice. It has touched the hearts of many young readers.

 被爆者の証言活動が困難になってくる今、『Barefoot Gen』が世界中の若者に読まれ、核兵器のない安心、安全な世界を引き継ぐことを強く望みたい。

 At a time when it is becoming increasingly difficult for A-bomb survivors to share their testimonies, we strongly hope that “Barefoot Gen” will be read by more young people around the world and help them inherit a safe and secure world free of nuclear weapons.

◎白﨑良明理事長のコメント

 博物館は来年度に新たに常設館を向けるようです。今回の展示が終わっても引き続き何らかの形で展示されることを望みたいですね。これを契機に中沢啓治さんのメッセージに応えて、ゲンがさらに広く、世界に闊歩することを期待したいと思います。

◎浅妻南海江理事のコメント

 ひろめる会総会でノーベル平和委員会にゲンの寄贈の提案がされたことで、大きな夢が実現しますね。簡潔で的確なメッセージを書いていただき有難うございます。ひろめる会総会での白崎先生のご提案が実を結び、ゲンが平和の本拠地で活躍できることを想像して嬉しい限りです。                                    

             

NPO法人はだしのゲンをひろめる会第13回総会・報告

 5月25日(日)、金沢市近江町いちば館で開いたNPO法人はだしのゲンをひろめる会第13回総会には、会員総数53人のうち正会員8人、委任状34人、計42人の出席があり総会成立。

YouTube動画「ゲンの翼  はだしのゲン 翻訳者たちの物語」最新作を披露

 総会記念企画は、YouTube動画「ゲンの翼」最新作(29作目)、5月11日、核戦争を防止する石川医師の会が開いた「日本被団協 ノーベル平和賞受賞 オスロでの授与式の報告会」を披露しました。オスロツアーに参加した西本多美子さん、大田健志さんが現地の写真を紹介しながらの解説とコメントの動画編集(24分30秒)であり、大好評でした。https://www.youtube.com/watch?v=CA0Gkc7tIgM

 総会では、最初に白﨑良明理事長から以下の挨拶がありました。

ノーベル平和センターに『Barefoot Gen』を贈ろう

 被団協が2024年ノーベル平和賞を受賞したことにつき、新聞通信調査会が実施した対日メディア世論調査(アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、インド、韓国、タイ各国の1000人対象)では、「被団協が平和賞を受賞したことを知らない」が70~80%、アメリカでは90%近くもある。「今後、10年間で核兵器が使用されるか否か」では、インドは25%位だったが、外の核保有国では50%近く、ロシアでは70%近くの人が使用されると回答している。一方、「核兵器は廃絶すべきか否か」では、ロシアは「保有はやむ得ない」が70%あり、「廃絶すべき」が25%だった。その他の国では「廃絶すべき」が50%だった。国際社会ではこのような傾向であり、被爆の実相を伝える役割の大事さを再認識した。今日の総会で、被団協の活動が特別展示されているノーベル平和センターに『Barefoot Gen』の寄贈を提案したい。

2025年度事業計画の重点課題について

 総会議案の「2024年度事業報告」「2024年度活動計算書及び監査報告書」「2025年度事業計画」「2025年度活動予算書」「役員の選任」は、全て満場一致で採択されました。

 2025年度事業計画の報告及び質疑の主な意見を紹介します。

  • ノーベル平和センターへの『Barefoot Gen』の寄贈
  • IPPNW世界大会in長崎(10月2日~4日)の海外代表への『Barefoot Gen』寄贈
  • 石川県内の公立図書館(50館)への所蔵及び寄贈希望アンケートにもとづく『はだしのゲン』『Barefoot Gen』の寄贈/ヒロシマ平和創造財団に活動助成金を申請する
  • 核戦争を防止する石川医師の会との協力にて、珠洲市の小学校7校、中学校2校、小中学校2校への『はだしのゲン』『Barefoot Gen』の寄贈
  • 会費振込用紙「郵便払込票」に記載された次の2か所に『はだしのゲン』を寄贈する

  ・石川県白山市:金城大学図書館、

  ・群馬県前橋市:群馬中央医療生協「ひろせ川教室」(こどもの居場所づくり)

  • 戦後・被爆80年の「平和のパネル展」(8月1日~15日、石川県庁19階展望ロビー)を成功させると共にこの期間中に〝戦後・被爆80年 平和を願うネットワーク〟の賛同団体が多彩なイベントを計画している。本会もネットワークの取り組みに協力する。
  • 役員の選任では再任が続いているため、次回の改選期(2027年度総会)では役員の補充を図ることが強調された。                                    (まとめ:神田順一)

<注記>総会議案書7頁の末尾:NHK「新プロジェクトX」の放送日が変更になりました。

    ・5月31日 ⇒ 7月26日(土)20:00~20:45

           タイトル「アメリカに渡った漫画―はだしのゲン」

はだしのゲン・紙芝居

出版物の紹介


はだしのゲン
『わたしの遺言』
 中沢啓治 著

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