平和首長会議/広島平和文化センターへの支援要請

平和首長会議・訪問2

(写真左から平和首長会議事務総長の小溝泰義さん、浅妻理事長、渡部朋子さん、神田理事)

6月2日、浅妻南海江理事長と神田順一理事が『はだしのゲン』の普及活動への支援要請のため、平和首長会議(事務局:公益財団法人広島平和文化センター)を訪問してきました。浅妻理事長が以前から親交がある渡部朋子さん(NPO法人ANT-Hiroshima理事長)の紹介によるもので、渡部さんにはJR広島駅まで出迎えていただき、終日同行いただきました。

<面談した方>

●平和首長会議事務総長 小溝泰義氏(広島平和文化センター理事長)

担当課長 村上慎一郎氏(広島平和文化センター平和連帯推進課)

平和首長会議には6月1日現在で158ヵ国6,084都市が加盟しており、同事務局では運営体制を強化するため被爆70周年の2015年中までには30のリーダー都市を確保する目標でがんばっています。現時点で確定しているのは「7都市」です。すでに依頼済みの都市が11で、残り4都市は、市議会の承認を要する等の理由により現在、検討中(承認手続き中)です。

このため小溝理事長を先頭にほぼ毎月海外出張されており、リーダー都市の市長さんとも面談する機会があり、相手国の受け入れ体制を考慮して『Barefoot  Gen』の寄贈・普及に留意したいとの意向を表明いただきました。

2013年4月から広島平和文化センター理事長に就任された小溝氏の前職はクエート大使。中東情勢に明るく、懇談時間の大半は中東地域の各国事情を詳しく話されていましたが、被爆の実相を伝えていくうえで『はだしのゲン』の有意性をよく理解されており、支援要請に出向いた甲斐がありました。

これまでプロジェクト・ゲン(浅妻南海江代表)が広島平和文化センターに『Barefoot  Gen』の普及を委託してきた実績があったことも大きかったと思います。今後は平和首長会議事務局と連絡をとりながら各国各都市への寄贈・普及について相談していくことになりました。

石川県で発足した「NPO法人はだしのゲンをひろめる会」が、平和首長会議事務局の仲介により各国各都市に『はだしのゲン』、『Barefoot  Gen』を寄贈・普及するという新たな展開が期待できそうです。

 

はだしのゲン・紙芝居

出版物の紹介


はだしのゲン
『わたしの遺言』
 中沢啓治 著

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