NPO法人はだしのゲンをひろめる会第13回総会・報告

NPO法人はだしのゲンをひろめる会第13回総会・報告

 5月25日(日)、金沢市近江町いちば館で開いたNPO法人はだしのゲンをひろめる会第13回総会には、会員総数53人のうち正会員8人、委任状34人、計42人の出席があり総会成立。

YouTube動画「ゲンの翼  はだしのゲン 翻訳者たちの物語」最新作を披露

 総会記念企画は、YouTube動画「ゲンの翼」最新作(29作目)、5月11日、核戦争を防止する石川医師の会が開いた「日本被団協 ノーベル平和賞受賞 オスロでの授与式の報告会」を披露しました。オスロツアーに参加した西本多美子さん、大田健志さんが現地の写真を紹介しながらの解説とコメントの動画編集(24分30秒)であり、大好評でした。https://www.youtube.com/watch?v=CA0Gkc7tIgM

 総会では、最初に白﨑良明理事長から以下の挨拶がありました。

ノーベル平和センターに『Barefoot Gen』を贈ろう

 被団協が2024年ノーベル平和賞を受賞したことにつき、新聞通信調査会が実施した対日メディア世論調査(アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、インド、韓国、タイ各国の1000人対象)では、「被団協が平和賞を受賞したことを知らない」が70~80%、アメリカでは90%近くもある。「今後、10年間で核兵器が使用されるか否か」では、インドは25%位だったが、外の核保有国では50%近く、ロシアでは70%近くの人が使用されると回答している。一方、「核兵器は廃絶すべきか否か」では、ロシアは「保有はやむ得ない」が70%あり、「廃絶すべき」が25%だった。その他の国では「廃絶すべき」が50%だった。国際社会ではこのような傾向であり、被爆の実相を伝える役割の大事さを再認識した。今日の総会で、被団協の活動が特別展示されているノーベル平和センターに『Barefoot Gen』の寄贈を提案したい。

2025年度事業計画の重点課題について

 総会議案の「2024年度事業報告」「2024年度活動計算書及び監査報告書」「2025年度事業計画」「2025年度活動予算書」「役員の選任」は、全て満場一致で採択されました。

 2025年度事業計画の報告及び質疑の主な意見を紹介します。

  • ノーベル平和センターへの『Barefoot Gen』の寄贈
  • IPPNW世界大会in長崎(10月2日~4日)の海外代表への『Barefoot Gen』寄贈
  • 石川県内の公立図書館(50館)への所蔵及び寄贈希望アンケートにもとづく『はだしのゲン』『Barefoot Gen』の寄贈/ヒロシマ平和創造財団に活動助成金を申請する
  • 核戦争を防止する石川医師の会との協力にて、珠洲市の小学校7校、中学校2校、小中学校2校への『はだしのゲン』『Barefoot Gen』の寄贈
  • 会費振込用紙「郵便払込票」に記載された次の2か所に『はだしのゲン』を寄贈する

  ・石川県白山市:金城大学図書館、

  ・群馬県前橋市:群馬中央医療生協「ひろせ川教室」(こどもの居場所づくり)

  • 戦後・被爆80年の「平和のパネル展」(8月1日~15日、石川県庁19階展望ロビー)を成功させると共にこの期間中に〝戦後・被爆80年 平和を願うネットワーク〟の賛同団体が多彩なイベントを計画している。本会もネットワークの取り組みに協力する。
  • 役員の選任では再任が続いているため、次回の改選期(2027年度総会)では役員の補充を図ることが強調された。                                    (まとめ:神田順一)

<注記>総会議案書7頁の末尾:NHK「新プロジェクトX」の放送日が変更になりました。

    ・5月31日 ⇒ 8月2日(土)21:15~21:58

           タイトル「アメリカに渡った漫画―はだしのゲン」

 

はだしのゲン・紙芝居

出版物の紹介


はだしのゲン
『わたしの遺言』
 中沢啓治 著

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