この程NPO法人はだしのゲンをひろめる会はロゴマークを作成し、ホームページの題字と一緒に表示しました。
ロゴマーク提案者の浅妻南海江理事長と制作者のかるべめぐみさんにロゴマークへの想いを寄稿していただきましたので紹介します。
麦と虹をモチーフにしたロゴマーク
理事長 浅妻 南海江
5月末、広島で永年NPO活動をしておられる方のアドバイスを受けて、急遽ロゴマーク作成に向けて動き始めました。NPO 設立当初、ロゴマークの重要性の認識はなく、他団体のものを見てもあまり注意を払ってこなかった気がします。
かるべめぐみさんがたくさんサンプル画を描いてくださいました。そのひとつひとつに描き手の意図が込められています。小さな絵の中にいっぱいメッセージが詰まっていることは新鮮な驚きでした。
麦と虹をモチーフにしたロゴマークが出来上がりました。麦は生きる強さを、虹は平和への希望をあらわします。平和のメッセージを携えて虹の上を無心に駆けていくゲンの勇姿が頼もしく感じられるこのロゴマークが多くの人に愛されることを願っています。
走る、ひたすら走り続けるゲンに共感
画家 かるべめぐみ
今回ロゴマークを制作するにあたり、「ひろめる会」からいただいたリクエストは麦と虹でした。麦も虹も『はだしのゲン』の中で、とても大切な存在です。
一方、私の中にイメージされたのは ”走る、ひたすら走り続けるゲン”です。緑色の麦、カラフルな虹、そしてその上を走るゲンは深い紺色。影の色です。
この影は皆さんに重なります。「ひろめる会」のメンバー、翻訳に関わった方々、そして『はだしのゲン』を読み、心打たれ、ゲンに共感する一人ひとりです。
ゲンと共に心に麦と虹をしっかりと携えて、平和のために走る人たちを想いながら描きました。