広めよう

 NPO法人はだしのゲンをひろめる会も参加している反核・平和おりづる市民のつどい実行委員会は2005年から毎年8月に石川県庁19階展望ロビーで「原爆と人間展」を開催しています。

 今年の「原爆と人間展」は下記の要領で計画していますのでお知らせします。

チラシ_平和のパネル展2019

 

    岩波書店『図書』2019年7月号の64頁「こぼればなし」(編集後記)に1982年7月に刊行された『はだしのゲンはピカドンを忘れない』が岩波ブックレットの中で最も読み継がれていると紹介されています。

  「こぼればなし」全文をHPに転載します。

 

◎岩波ブックレットがこの5月に刊行1000号を迎え、7月から全国の主要書店で記念フェアが展開されます。

◎岩波ブックレットが創刊されたのは1982年4月。「核戦争の危機を訴える文学者の声明」として「反核――私たちは読み訴える』がその第一冊目でした。

◎2冊目以降の書目をみてみますと、豊田利幸『核戦略の曲り角――危機はここまできている』、大江健三郎『広島からオイロシマヘ「関屋綾子『女たちは核兵器をゆるさない――〈資料〉平和のための婦人の歩み』と、深刻化する東洒冷戦を背景にした核の脅威に対する当時の危機感が伝わってきます。

◎そうした最初期の企画のひとつ、82年7月に刊行された中沢啓治『はだしのゲンはピカドンを忘れない』は、現在まで読み継がれるベストセラー。累計23万部を数える本書は、これまで刊行された岩波ブックレットのなかで、もっとも多くの読者に迎えられることになりました。

◎これにつづく第2位は、 19万部のリヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー『荒れ野の40年』1986年、新版2009年)、第3位は一七万部の井筒和幸、井上ひさし、香山リカ、姜尚中ほか『憲法を変えて戦争へ行こうといぅ世の中にしないための18人の発言』2005五年)となつています。

◎この数年に刊行きれたもののなかでで、書店での売れ行き良好な書日の五冊を紹介しますと、高山佳奈子『共謀罪の何が問題か』2017年)、佐藤学『学校を改革する――学びの共同体の構想と実践』2012年)、想田和弘『日本人は民主主義を捨てたがっているのか?』(2013年)、本田由紀『社会を結びなおす――教育・仕事・家族の連携へ』2014年)、斎藤貴男『安倍改憲政権の正体』2013)です。

◎これまで刊行された岩波ブックレットの目録をみてみますと、その多くが私たちの社会が抱える様々な課題に対するアクチュアルな問題意識に支えられた企画群によって構成されていることに、あらためて気づきます。安価でハンデイな小冊子ですが、それゆえに、そのテーマの核心を突き、争点の背景、押さえるべき基礎、ポイントに読者を導いてくれる――市民による読書会や勉強会でテキストとして広く迎えられてきた理由は、そういうところにあるのでしょう。

◎この記念フェアにあわせて、『スマホだけでは物足りない― ブックレットの底力』と題した小冊子をご用意しています。最相葉月さん、前川喜平さん、望月衣塑子さん、鈴木邦男さん、武田砂鉄さん、斎藤美奈子さんといった方々に、おススメのブックレットをご紹介いただきました。是非とも店頭でお手にとっていただければと思います。

◎映画『居眠ヶ磐音』も好評の佐伯泰英さん。その「惜礫荘の四季」が本号で終了となります。7年に渡る連載、ご愛読ありがとうございました。岩波現代文庫の一冊として11月に刊行の予定です。ご期待ください。

(岩波書店『図書』2019年7月号・64頁・こぼればなし)

 エジプトで「はだしのゲン」アラビア語版の翻訳と出版(現在、1巻~5巻まで)に奮闘している、カイロ大学のマーヒル先生を応援し、全10巻出版を目指し、アラビア語圏の人々に広く読んで貰うよう、大学や学校、公共の図書館などにも寄贈して、核の恐ろしさ、平和の大切さをゲンを通して知ってもらおうというプロジェクトです。受注生産なので、期限があります。ネットで注文できますので、皆さん、ゲンを応援してください。拡散大歓迎!

公式ツイッターは、
Tシャツの受注サイトに行くと、
こんな画面が現れますので、そこでクリッククリックで進んでください。
ゲンのTシャツ受注サイト画像.jpg

※本商品は受注生産となります。受注締切り後、生産→発送となりますので、発送までにお時間をいただきます。予めご了承下さい。

締切り 2019年5月17日(水)23:59までのご注文

   石川県健康友の会連合会・金沢ブロック合同企画として、2月16日(土)石川県立音楽堂交流ホールにて、講談師・神田香織の「はだしのゲン」公演が計画されています。公演の盛会を期待しています。

 講談師の神田香織さんは2014年5月のNPO法人「はだしのゲンをひろめる会」設立にあたり、呼びかけ人となり、次のメッセージを寄せていただきました。

 私は「はだしのゲン」を講談にして今年で28年語っています。子どもがたくましく生きていくためには欠かせない「教材」だと思っています。それを教育委員会が閲覧制限する時代となってしまいました。時代が大きく変化し始めています。中沢さんの意思を継ぎ、「はだしのゲン」をさらに広げていきましょう!

 

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アスタナ・国立アカデミー図書館から届いた寄贈写真

 

今年は、広島でゲンフィールドワークや上映会、コミュニティワーカーの研修で「はだしのゲン」を話題にすることができました。相変わらず手作り活動を続けております。

今年の「はだしのゲン」寄贈についてご報告します。

〇5月21日 ヒロシマ・セミパラチンスクプロジェクト経由でアスタナ・国立アカデミー図書館へロシア語版寄贈

〇11月14日 ヒロシマ・セミパラチンスクプロジェクト経由でアスタナ インターナショナル スクール(中・高等学校)の2月25日開館予定の図書室「日本語コーナー」へ日本語版と英語版寄贈

〇11月19日 ICANキャンペナー(政策担当)ダニエル・ホグスタさん ICAN事務所に英語版寄贈

〇12月11日 フィリピン・オルモック市商工会議所来広 市図書館に英語版寄贈

今年2月から11月にかけて、ICANのベアトリス・フィン事務局長、ティム・ライト条約コーディネーター、ダニエル・ホグスタ政策提言コーディネーターの3人に広島でお目にかかる機会があり、直接ゲンの話をすることができました。みなさん興味を持って下さったので、DVDとともに1巻のみをお渡ししていました。

でも、ついに3番目に来広したダニエルさんに事務所への寄贈として、「ICAN事務局スタッフ全員に読んでもらってね!」とのメッセージ付きで渡せました。核兵器廃絶に関わる若いスタッフにゲンを読んでもらえるといいですね! 感想や写真が来たら、すぐお送りしますね。

特定非営利活動法人 ANT-Hiroshima事務局
渡部久仁子/Kuniko Watanabe
【 HP 】  http://ant-hiroshima.org/

 

 中国語翻訳者の坂東弘美さんが5月に北京を訪問し、中国人民大学で講演された記事が「人民中国」2018年7月号に掲載されました。「人民中国」は人民中国雑誌社が北京で出版する日本語雑誌です。ホームページに紹介します。

(坂東さんのメールより)

 中澤ミサヨさんから「はだしのゲン」文庫セットと汐文社プレゼントセットの寄付を戴いて、5月に中国人民大学と北京外国語大学の二つの大学で講演し、中国社会科学院にも「ゲン」を届けてきました。社会科学院には以前に中国語版も届けていますが、これで日中両国語版を届けたことになります。中国で唯一です。中国中枢の研究機関なので、研究資料の扱いで受け取ってもらえました。

2018年度性教協石川セミナー・記念講演へのお誘い

講師の河野美代子さんの御紹介にかえて

                                  “人間と性”教育研究協議会石川支部

事務局長 末友雅子

  講師の河野美代子さん

 

   広島サークルの産婦人科医、河野美代子さんは、性教育ではとても有名な方です。「さらば悲しみの性」という著書で知っているという方も多いかも知れません。“人間と性”教育研究協議会(以下、性教協)石川支部のセミナーでも二度産婦人科の窓口から見える若者の性について話していただきました。

 ですが、今回のお話は少し違います。2016年7月の性教協全国セミナー山形大会の分科会で河野美代子さんの活動の原点に出合いました。そこでのお話から御紹介させていただきます。彼女のお父さんは「この子たち」の先生(広島二中)だったのでした。金沢で15回上演され、私も関わった朗読劇「この子たちの夏」(原作「いしぶみ」)爆心地付近へ建物疎開の作業に出ていた広島二中の一年生全滅の記録、最期の様子を母が語る…何の脚色も舞台道具もなく、ただ淡々と読む。その中に母子の思い、戦争中の状況、押さえられてきた感情が静かに深く伝わってくる舞台でした。河野さんのお父さんはその日その時間たまたま学校の用事で自転車で出かけ、爆心地から少し離れたところにいて助かりました。でも、教え子たちを助けられなかったことは、生涯続く辛い思いでした。

   河野さんのお話の最初のスライドは、生き残った子どもたちが青空教室で勉強している写真。「これが教育の原点」と言われましたが、原爆投下後の高放射能のがれきの中…知らないでさらされ続けたのだと思うと切なくなります。それでも生き抜いてきた被爆者、被爆二世の方々、一つ病気にかかれば「原爆のせいではないのか」と思い、周囲からは「ピカはうつる」「ピカにあった者は子どもに影響する」また、孤児として生きるなど、人生のあらゆる場面で差別と苦痛を感じて生きてこられたサバイバーです。河野さんは、被爆二世としてかつて核実験反対の座り込みをしていた仲間達と共に9年前から「8.6広島平和の夕べ」という取り組みをされています。漫画『はだしのゲン』の中沢啓治さん、ミサヨご夫妻とも深いつながりがあり、中沢さんの最期をご家族とともに送られたことも今回初めて知りました。

   被爆二世を意識して活動されていたところでの3.11震災、そして福島の原発事故。 福島の女性と子どもたちへ一時保養の呼びかけをし、その取り組みの中で福島の女性たちと河野さんが話し合います。河野さんが若い頃悩んだことが、今、福島の女性の不安になっています。「子どもを産めるのか」河野さんは自らの人生で「被爆者である親の話を聞こう」「私たちは子どもを産もう、(たとえ障害があっても)子どもとともに頑張ろう」と決断したことを語ります。夫の両親の反対を乗り越えたことを「やっぱり向こうが惚れとったんじゃろうよ」という河野さんは可愛くもたくましく、「自分の体を知り、自分の意志で産む産まないを決め、楽しく生き生きと生活しよう。私の本音は頑張って産んで子どもと一緒に闘って欲しい」河野さんのメッセージです。

   日々の産婦人科クリニックでの診療から見えてくる現代の若者、大人の姿。自らの体験、多くの人々との繋がりの中からどうしても伝えたいこと、セミナーの講演では、時間の都合上どこまでお聞きできるか分かりませんが、「平和」「原爆と原発」「生と性」それらが一本につながるお話がお聞きできると思います。どうぞ、お誘い合わせのうえ多数ご参加ください。

 名 称  “人間と性”教育研究協議会石川支部 第26回石川セミナー 記念講演

 演 題  次の世代を育てる大人としてどう生きるか~広島から福島まで~

 講 師  河野美代子さん(産婦人科医、「広島エイズ・ダイヤル代表」)

    日 時  2018年5月27日(日)13:30~15:45

 会 場  石川県社会福祉会館4階大ホール(金沢市本多町)

 参加費  一般1,500円、性教協石川会員1,000円、学生など700円

 主 催  “人間と性”教育研究協議会石川支部

 2017年7月に本会から中国大陸の大学関係者20人に「はだしのゲン」英語版14セット、日本語版22セットを寄贈しました。このほど大連外国語大学日本語科の学生から「はだしのゲン」読後感想文(2通)が中国語版翻訳者の坂東弘美さん方に届きました。同大学の担当教員及び当該学生の了解を得ましたので本会ホームページに紹介します。

 

 『はだしのゲン(日本語版)』を読んで            

 2017.12.大連外国語大学日本語学部学生より

◎私はこの本を二回読みました。とても長いので一気に読むことはできず何回かに分けて読みました。この本は本当にとても素晴らしいです。

 迫真に描き出された物語には、とても引き込まれ、またその絵柄は素朴で親しみやすいです。読みながら、ある種の不思議な衝動が私の中に沸き起こりました。

 小さい頃、祖父の家に暮らしていた私が見るものはすべて、(今日では)「抗日神劇」(と揶揄される荒唐無稽な)TVドラマでした。日本鬼子がどんなに(残虐に)村を焼き、人を殺し、抗日戦士に酷い仕打ちをしたかとということばかりを毎日毎日、目にしていたのです。

 小学校から大学まで教科書には日本の悪い論評しか書かれていませんでした。日本の庶民の立場からの記述というのは故意に無視されていたのです。

 戦争が嫌いなのは世界中の誰もが同じはずです。但し、幼少時から大人になるまで、私の世界観の中で、日本国民もまたそうであるということは考えたこともなかったのです。

 この漫画は私に新しい物の見方を提供してくれました。私の世界観を刷新し、より客観的な目で戦争と向き合わせてくれるものです。

 私自身は戦争を題材にした本が嫌いではありません。なぜなら、読み終わった後で、多くは心が奮え、熟考させられ、深い思いに引き込まれるからです。

 一旦戦争が起きれば、この本に書いてあることは遠い昔のフィクションではなく、一瞬で現実になり、それをこの本は警告しているのです。

 かつて体験したことが無いため、戦争のもたらす報いに対して私たちは感覚が麻痺している所があります。

 ですから、日本人の危機意識に学び、戦争への警戒を常に怠らないようにすべきです。戦争をより正しく理解してこそ、より強く反戦の立場に立てるのです。この漫画の著者には、大きな大きな賛辞を送りたいです。

 

◎これは私が初めて読んだ、そして、私にとって特別な意義を持つ本となりました。以前はただ日本の原子爆弾の事件は、歴史の教材の中の一部分にすぎず、単なる文字であり、さしたる感情はありませんでした。

 私は漫画の魅力は、ひとコマひとコマの描写を通して、小さな紙の中により生き生きとした形象を表現できることだと思います。

 原爆投下はとても悲痛ではありますが、目を背けてはならない題材です。時間の問題があって、私はただ漫画の前半部分だけ見たのですが、主役のお父さんは平和を求めて戦争に反対し、投獄されました。そのため彼の子供達も学校で虐められ先生からも侮辱を受けました。隣近所の人々にも散々なことを言われました。

 しかしこのような環境下で、子供達は毅然としてお父さんの理念を貫きます。――戦争に反対し、平和を訴えたのです。

 私はこれも作者が読者に一途に伝えたいことだと思いました。またまわりから孤立して、米さえ手に入れられない状況の中で、まるで砂漠の中で一滴の水を送るように、朝鮮人は彼らに米を分け与えました。

 苦難に満ちた暮らしの中で、変わらず支えてくれ、信じてくれる人がいるということを。まさにこのことだけでも生きていく力がわいてくるものです。そう思いませんか?

 この世界には友好が足りないのかもしれません。しかし、少なくとも私たちの心の中には優しさがあります。そして、正しい事を成すのであれば、何を恐れることがあるでしょう。

 それになにより、私は一人ぼっちではなく、この道には平和を支えようとし、正義を信じる多くの人々がおり、彼らと共に歩むことができるのですから。

 

「はだしのゲン」寄贈・3校目が実現
奈良大学附属高校へ
奈良県保険医協会


 奈良県保険医協会は、患者住民の生命と健康を守る医療人として平和を守るための活動の一環で「はだしのゲン」 (中沢啓治著)の寄贈活動に取り組んでいます。今回が3校目の寄贈です。 
 8月31日、奈良大学附属高等学校(辻寛司校長)に「はだしのゲン」日本語版ならびに英語版(ともに全10巻)を贈りました。当日は宮際幹副理事長が同校を訪問し、辻寛司校長らが応対しました。
 寄贈にあたって宮際副理事長は、「核兵器禁止条約が122の国と地域で採択されたように、核兵器を無くそう、平和を守ろうという思いは世界共通だ。戦争の悲惨さをわかりやすく描いた『はだしのゲン』は当時を知るうえで貴重な教材だ。英語版も併せて読んでもらいたい」と話しました。
 辻校長からは、「折しも被爆者の谷口稜曄さんが亡くなられたとの報道に接したばかり。戦後72年を経て語り部さんも減ってきている中、『はだしのゲン』は若い世代に平和の尊さを伝える貴重な書物だ。当校の生徒はもちろん、オーストラリアの姉妹校から生徒たちが来校される機会もあるので英語版をぜひ紹介させていただきたい」と感謝の言葉がありました。(奈良保険医新聞2017年9月15日号)
 
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「はだしのゲン」寄贈・4校目
小学校への寄贈は初
奈良県保険医協会 
 
 
 奈良県保険医協会では平和を守るための活動の一環として「はだしのゲン」(中沢啓治著)の寄贈活動に取り組んでいます。
 10月12日、大和郡山市立片桐西小学校(杉村千佳子校長)に「はだしのゲン」日本語版ならびに英語版(ともに全10巻)を贈りました。小学校への寄贈は初の取り組みです
 寄贈にあたって西野恒理理事は、「戦争を語り継ぐ世代が少なくなってきている昨今、戦争の惨禍を当時の社会情勢も交え丁寧に描いた『はだしのゲン』は貴重な作品。小学校における英語教育が盛んになってきている中、日英版を併せて読めるのは教材としても有用では。ぜひ活用いただきたい」と語りました。
 杉村校長からは、「当校図書室にも『はだしのゲン』を所蔵しているが長年多くの児童に読まれ傷んでいる。図書費が厳しい現状において今回の寄贈は非常に有り難い。当校では修学旅行は広島と決めている他、校内行事にも平和学習を意識的に位置づけている。早速全校生徒、教職員に寄贈いただいたことを知らせたい」と喜びの言葉が寄せられました。
 今回の寄贈は西野理事の卒業校という縁をきっかけに実現しました。会員の卒業校、校医をしている小中学校に『はだしのゲン』を寄贈したいとお考えの会員がいらっしゃいましたら、当会事務局までご相談ください。(奈良保険医新聞2017年11月15日号)

 

ICANおめでとうアクションに参加した皆さん(12月10日、近江町市場前)

マイクで「ヒバクシャ国際署名」を呼びかける西本多美子さん(石川県原爆被災者友の会会長)

 

ICANノーベル平和賞受賞記念 

「おめでとうアクションin金沢」の報告

 2017年12月10日。ICANのノーベル平和賞授賞式の朝は、冬の金沢に は珍しく、青く澄み切った空が広がりました。あの時黒い涙を流し た空も、ICANの受賞を祝福してくれたのかもしれません。

 石川県原爆被災者友の会など、県内7団体で構成する「反核・平和お りづる市民のつどい実行委員会」は、この日午前10時半から近江町市場前で、ICANノーベル平和賞受賞記念「おめでとうアクション in金沢」を行いました。核廃絶運動が次世代に受け継がれているこ とを象徴するかのように、被爆者や二世、大人から子どもまで幅広 い世代約30人が集いました。

 「おめでとうマイクリレー」では、この企画の発起人である核戦争 を防止する石川医師の会代表世話人の白崎良明さんや石川県原爆被 災者友の会会長の西本多美子さんら7人が、ICANの紹介や被ばくの 実相、ヒバクシャ国際署名への協力を訴えました。そして、「ノーベル平和賞受賞者はICANだけではありません。被ば く者の皆さん、そして、こういった活動を進めてきた皆さんも受賞 者です。皆さん、おめでとう!」と伝えると、参加した子どもたち は「俺らも受賞者なん?!やったー!」と大喜び。私たちの喜びが 伝染したかのように、街ゆく人にも笑顔が溢れていました。

 この日のために準備した「おめでとうグッズ」(メッセージ付きポ ケットティッシュやICAN発行のブックレットなど)300個は子どもたちの活躍で瞬く間になくなり、集約したヒバクシャ国際署名は104筆、 募金6,500円。約一時間の行動は、名残惜しく終了しました。

 さあ、皆さん。ICANは既に、すべての国に核兵器禁止条約への署名・批准を促すための新しいキャンペーンを開始しています。私たちもICANのCampaigner(運動家)になり、核のない未来に向かって歩み をさらに進めましょう!DVD「この空を見上げて~石川・被爆者たちの証言~」とヒバクシャ国際署名を携えて。

  
 最後に、「おめでとうアクション」を前に行った記者会見(10月8日、 反核・平和おりづる市民のつどい実行委員会主催)で西本多美子さん が話された内容(要旨)を紹介して報告を終えます。

〇  ICANは世界中の草の根で活動する若い人たちの団体。ICANの受 賞は被爆者の運動が次世代に引き継がれたことを意味する。本当は授賞式のあるノルウェー・オスロに行きたかったが、体がついていかなかったのが残念でならない。

〇  高齢の被爆者に残された時間は少ない。将来をになう若い人たちとともに、核兵器を全てなくすために、被ばくの実相を伝え続けていきたい。

はだしのゲン・紙芝居

出版物の紹介


はだしのゲン
『わたしの遺言』
 中沢啓治 著

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